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【第8章】
教育学部は
学生の教育をていねいに行う

大学はどこもよく似た機能をもっています。 教室があり、研究室があり、図書館があり・・・。 教育学部の特色はどこにあるのでしょうか?

学芸大学の学生は1学年約1000人、専任教員は約300人。単純に計算すると、教員一人当たり3人ちょっとの学生数ですね。

教育学部は基本的には少人数授業を行うことのできる体制になっています。そのため先生と身近に接することができ、学外での調査にもいろいろと参加することができます。海外でのフィールドワークも時々行われています。

この他に学芸大学には自主ゼミという伝統があります。学生が自分たちで勉強会を開き、先生がそこに参加するのです。このゼミで学生は仲間をつくり、一緒に研究をしていきます。

このように、教育学部の先生は、学生の身近にいて、読書会に来たり、フィールドワークに一緒に行ったり、実験の世話をしたり、時にお茶、時に食事を共にします。

教育学部の先生は、学生に対する教育に熱心です。教育学部に入ると、こうした先生たちの指導を受けることができるのです。

教育学部の特色は、見えないところにあるということがわかりましたか? 建物などは他の大学と同じですが、先生も学生も熱心で、ていねいな教育が行われています。

第九章では、学生の生活を紹介しましょう。