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【第10章】
教育学部の学生は
教育クリエイターなのだ

教育学部でやること、やれることを少しわかってもらえたでしょうか? 人とかかわること、人と交流することが好きだという人であれば、教育学部では、そして学芸大学ではさまざまなことができます。

教育学部はただ単に「先生になる学部」ではありません。 そこではいろいろなことができます。 海外に行き、コミュニケーションをし、パソコンをいじり、「もの」を作り・・・。

ただ大事なのは、その底にいつも人とかかわる、ということがある。 人の生き方をサポートし、困っている人の問題を解決し、人を助ける。 これが教育学部の基本です。

 だから教育学部では、自分ができるだけではダメなんです。 自分だけスポーツができてもダメ。 自分だけパソコンができてもダメ。

できない人の問題を見つけてあげて、できるようにしてあげ、できる人はさらに伸ばしてあげる。

自分も楽しみ、人も楽しめるように引っ張ってあげる。 人とかかわり、人を支援しながら自分も成長していく。 これが教育です。

 このように考えれば、あらゆることが教育につながります。 教育はすべての学びの根底にある大きなテーマです。

 その教育を学ぶ教育学部の学生が、これからの教育を創る。  教育学部の学生は、教育クリエイターです。