
3月18日(金)大震災と卒業式
本日は、学部と大学院教育学研究科の学位授与式です。卒業生・修了生の皆さま、おめでとうございます。
本来なら、大体育館で全学の卒業生・修了生が一堂に会して挙行するところですが、先週の大地震とそれ以後の停電や交通手段の乱れなどの状況を勘案すると、大勢の方が集まることは安全確保などの面で難しいと判断しました。学位記の授与は各教室や大学院各専攻で行います。皆さんにはほかの学年以上に忘れられない卒業式となることでしょう。これからのご健康とご活躍を心からお祈りします。
大学だけでなく附属学校で今週に卒業式を予定していた4つの小学校ほかの卒業式も中止としました。卒業生の皆さんには、大変残念なことだと思いますが、非常事態でやむをえないこととお許しください。
今回の大震災は、まだ被害自体が終息しておらず、報道される被災地の様子を見ると、3月下旬の今も冷たい雨や雪が降るなどもして、ほんとうに胸が痛くなります。本学には、東北地方の出身者も多く在籍しており、春休み期間とて帰省していた人もいたと思いますが、津波の被害をこうむった地域の出身者とはすべて連絡がとれ、直接の被害者はいなかった模様で胸をなでおろしています。ただ残念ですが、ご家族や家が被害にあっている学生がいるという報告を受けました。
私は20年以上も前に福島原発の見学に行ったことがありますが、このたびのことは絶対あってはならないことでした。安全を第一に一日も早い終息に向けて方策がとられることを願っています。私と副学長で、本学の原子力工学やX線などに詳しい先生から、基礎的なレクチャーを受け、現段階では本学が過剰に心配することは不必要だと思っています。
今回の震災にあたり、本学の学生からいち早くホームページを通じて意見箱に支援についての意見が届きました。一つは、学生自身で募金を行いたいという意見でした。教職員には募金を行う予定でいましたが、学生も声をあげてくれたのはうれしいことでした。学生自身が学内で募金活動をするには大学の許可が必要だろうと思ってくれたことも適切な判断です。検討しましたが、この学生の意見も汲んで、大学として責任をもって募金をする形をとらせてもらいました。すでにホームページにも案内したとおり、学内の2か所に募金箱を置きましたので、皆さま、ご協力をよろしくお願いたいします。
もう一つの意見は、本学の学生を教育ボランティアとして被災地に送り込んではどうかというものでした。これも本学の学生ならではの提案で、とてもうれしく思いました。意見にも「すぐにではなくとも」とあり、こちらについては、もう少し事態を見定めてからということで検討をしていることをご報告しておきます
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