
5月25日(水)コミュニケーション・ホールができました
小金井キャンパスの景色が変わりました。第1むさしのホールの改修が終わり、学生たちの動きや流れに変化が起きました。食堂と兼用のコミュニケーション・ホールは、三方がガラス張りで開放的で明るくなった上、その外側にできたウッドデッキ・テラスにもテーブルと椅子が置かれ、座席数も520席に増えました。食堂の営業時間以外も、学生交流の場として使用できます。ホールに友人同士で集まっていたり、テラスで本を読んだりパソコンを使ったりする学生の姿をよく見かけます。整備された藤棚周辺一帯も合わせ、居心地の良い空間となり、緑あふれる季節に大学らしい景色が生まれました。
学生たちの評判を聞いても、キャンパス生活が大きく変化したと言い、大学院生は学部時代にあったら、大学での過ごし方が違っただろうとも言っていました。
南側のガラス戸の内側にはスライディングウォールを引き出して、舞台のように使うことができますし、ホール内の何本かの柱の間にロールカーテンを引いて分割したり、展示用のスペースに使ったりすることもできるなど、多機能をもっています。これから、さまざまに工夫して活用されることを願っています。
私も、せっかくのコミュニケーション・ホールなので、月に1回くらい、ここで食事をしながら学生と自由に話す機会として、「学長と話そう@コミュニケーション・ホール」を始めます。1回の人数は、一つのテーブルに座って顔の見える10人ぐらいでと考えています。開催日時などは、第1むさしのホール内の掲示でお知らせしますので、早い者順で、ぜひおいでください。
【関連ウェブサイト】
第1むさしのホール改修完成式典の様子
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5月2日(月)今できること、これからすべきこと
3月11日から50日以上が過ぎました。なんだかアッと言う間だったような気もしますし、それ以前のことははるか昔のことのようにも思われます。今も余震が続き、原発事故は収束していませんが、この間、大学としては、まずは大学と関係者の安全の確保に務め、そして、差し迫った入試や卒業式、入学式、新年度の授業開始などについて、停電・節電対応なども含めて準備し、結果としては比較的平常に近い運営ができてきたように思います。
これらとともに、被災地の視察に行った先生から状況をお聞きするなどしながら、被災者の支援活動をしてきました。「学芸むさしの奨学金」の緊急支援奨学金を被災学生に給付するための教職員への募金に続き、学生と教職員で行った被災者支援募金は4月末までに80万円近く集まりました。このほか5月3日に本学の音楽・演劇講座の教員有志により開催される「東日本大震災チャリティーコンサート」にはすでに100万円を大きく超える寄付が集まっているとのことです。
4月7日に発足させた「東日本大震災東京学芸大学教育支援ボランティア」については、すでに100人以上の学生が登録しています。大学としてオリエンテーションをした上で、当面は、東京都などに避難されている被災者の子どもたちの教育支援に行ってもらうことにしました。都の施設で子どもたちだけで生活し、そこから学校に行っている場所に、主として中高校生の夜の補習活動を支援するため、1週間毎日交代でボランティアの学生たちが出向くことも始まっています。附属学校の児童たちが提供してくれたランドセルを、被災地に送るための作業などもしてもらいました。
私が会長を務める日本教育大学協会でも、連絡窓口を設け、被災地などの教育委員会や学校などから支援の希望があれば、それに対応できそうな会員大学・学部にお知らせして、具体的支援をしていただく仕組みをつくりました。
これからはこの未曾有の大震災からの復興・再生に向けた取り組みもしていかねばなりません。政府は東日本大震災復興構想会議を立ち上げています。本学も、復興に向けた活動として、とくに被災地での新しい学校教育の再生のために何を考え、何をすべきかといったビジョンを提示するために、現状の把握や課題の検討を行い、研究し、必要に応じて提言などを行っていきたいと思います。教育の総合大学として幅広い専門家を要する本学の叡智を活かし、地域の拠点であり、防災の拠点でもある学校の再生のあり方や、これからの教員には何が求められるのか、防災教育や安全教育をどう進めるべきか、被災した子どもたちの長期にわたるフォローをどうするのか、大震災を今後の学校教育でどのように学んでもらうのか等々、考えるべきことは多々あります。今年度の大学の重点的な共同研究の一つにしていければと思っています。
【関連ウェブサイト】
日本教育大学協会「東日本大震災に伴う教育支援等に係る学生ボランティア」連絡窓口の設置について
東京学芸大学HP/東日本大震災関連情報ページへ


