教育の未来構想はじまる 学芸大の新たな修士課程教育の未来構想はじまる 学芸大の新たな修士課程

2019年4月、東京学芸大学の大学院修士課程が大きく生まれ変わります。

「教育の未来構想」を先導する、高度な教育者、研究者を目指して

東京学芸大学は、1966年(昭和41年)に教員養成系では全国で最も早く大学院教育学研究科修士課程を創設し、教員養成における日本の基幹大学として、先導的な研究と教育に基づき、多くの優秀な人材を教育界、学界に輩出してきました。
 そうした伝統と、激しく変化するこれからの社会にあって、教育に求められる「未来を想像する力」をさらに進化させるため、本学は2019年度(平成31年度)に、従来の教育学研究科修士課程を総合化・最先端化し、「次世代日本型教育システム研究開発専攻」と「教育支援協働学専攻」の2専攻を創設することとしました。
 次の時代の扉を開くために、教育を変え、教育を創り、教育を支えることに希望と熱意を持つ方々の入学を期待しています。

日本では先駆けて、総合化・最先端化した教育学研究科修士課程になります

新しい東京学芸大学の教育学研究科修士課程は、これまでの本学修士課程の内容に加えて、「教育の未来構想」を先導するためのグローバル、教育AI(人工知能)、臨床心理、教育協働などの、これからの社会で求められる先端的な「プラスα(アルファ)=テーマ」をかけあわせ、専門の研究×「プラスα」の総合的で先端的な新しい能力を身につけた教育者・研究者を育てることを目指します。
 修士課程は、これまでの専門にかけ合わされる「プラスα=テーマ」に応じて、次のような4つの内容に分かれています。

次世代日本型教育システム研究開発専攻

no1

社会のグローバル化・教育の国際標準化に対応し、日本の教育システムの特長を引き継いだ次世代のための教育システムを研究開発し、国際理解にもとづく平和で持続可能な社会の創成と、その社会を支えるグローバル・シチズンシップを育成する教育・研究を国際的に展開できる人材の養成を目的とします。

これまでの修士課程の内容 + 教育・グローバル

教育支援協働学専攻

no2

「教育AI研究プログラム」

教育の現代的な課題に応じて、情報教育、心理、各種教育内容(言語学、体育学ならびにスポーツ科学、環境・地球科学、デザイン学、生活科学など多様なジャンルの専門科学)、教育実践などから、教育に関する個別で高度な専門性を一つの「ピーク」として持つことを基盤に、これからの時代を先導するAI(人工知能)を教育に関わる様々な場面で利活用し、学校や多様な専門家と協働しながら、教育改革を先導する新しい人材の養成を目的とします。

これまでの修士課程の内容 + 教育・AI(人工知能)


no3

「臨床心理学プログラム」

公認心理師、臨床心理士の資格取得を目指しつつ、不登校、いじめ、発達や学習上の困難、人間関係の問題、家庭の問題、虐待、非行等について臨床心理学の立場から研究し、スクールカウンセラー、教育相談の担当者、その他さまざまな心理専門職として、学校教育と連携し、子どもや家庭を支えようとする人材の養成を目的とします。

これまでの修士課程の内容 + 教育・臨床心理(関連資格)


no4

「教育協働研究プログラム」

ソーシャルワーク・社会教育・生涯学習・芸術・スポーツ・表現・行政・法務等の研究と専門的知識を通じて、学校と連携・協働しながら活用し、教育の社会的ネットワークを構築しつつ教育改革を先導する人材の養成を目的とします。

これまでの修士課程の内容 + 教育・社会的ネットワーク

新しい教育学研究科修士課程の特色

no1

教育研究体制の充実

本学は、様々な連携・協働を可能としやすい、官公庁、大学、大企業等が集まる東京に立地し、教育に関わる産官学での先端的な共同研究等に多く取り組んでいます。その結果、教員養成系大学としては産学連携による外部資金を多く獲得する(教員養成系大学としては国内第1位)とともに、科学研究費補助金の採択率も高く(50件以上の申請がある全国すべての大学の中で平成29年度全国第4位)、充実した人材と環境に恵まれています。


no2

プログラム制、コア・テーマの導入

新たな教育を創造するときに期待されている多様なニーズに対応するために、次世代日本型教育システム研究開発専攻では「コア・テーマ」の設定を、教育支援協働学専攻では「プログラム」制を導入し、先端的、現代的、総合的な新しい内容の学びを可能としています。


no3

サービス・ラーニングの視点を導入

フィールド研究を中心として、社会実践活動と学修活動を両立させる方法である「サービス・ラーニング」の視点を導入し、より主体的で実践的な学びを展開します。


no4

社会との連携・協働による研究・教育

企業、行政、地域、学校などと強く連携・協働する中で、具体的な課題解決に結びつくことを意識した学びを展開します。また、内容に応じて学外からも協力が得られ、充実した教育を受けることができます。

修士課程の学びのイメージ(文部科学省に申請中のもの)

本修士課程では、次のようなカリキュラムが開設されます。
(2年以上の在籍と30単位以上の単位修得、必要な研究指導を受けての修了研究(学位論文または課題研究)の審査及び最終試験に合格することが修了要件です)

  1. 「専攻基盤科目」(6単位必修)
    各専攻の基盤的な力を身につける領域
  2. 「専攻基礎科目」(2単位必修)
    基盤科目の上に、専攻やプログラム毎に基礎的な力を身につける領域
  3. 「 専攻展開科目」(10単位選択)
    各専攻やプログラム毎に、高度な専門性を高める領域
  4. 「専攻発展科目」(8単位必修「フィールド研究」)
    各専攻やプログラム毎に、実践性や学びの統合を高める領域
  5. 「特別研究」(4単位必修)
    専門に基づいて知見の深化と研究能力を高める領域
  6. 「修了研究」= 修士論文または課題研究(特定の課題についての研究の成果)

修士課程のカリキュラム(文部科学省に申請中のもの)

※画像をクリックすると拡大します。

次世代日本型教育システム研究開発専攻
次世代日本型教育システム研究開発専攻
教育支援協働学専攻(全体)
教育支援協働学専攻
教育AI研究プログラム(個別)
教育AI研究プログラム
臨床心理学プログラム(個別)
臨床心理学プログラム
教育協働研究プログラム(個別)
教育協働研究プログラム

修士課程の組織

修士課程の組織

想定される就職先

次世代日本型教育システム研究開発専攻

国際的な教育・文化交流機関・活動団体、国内外の教育行政職、教育・文化交流のNGO・NPO法人、海外教育施設の教職員、国内外国人児童生徒教育機関・団体、高等教育機関の教育・研究職、教育関連企業・団体職員

教育支援協働学専攻

1)行政体(スクールカウンセラー、公認心理師、臨床心理士、教育機関・行政組織・学習支援業等の学習相談・教育相談担当、学校以外の教育機関・社会教育施設・地域社会・文化施設・スポーツ施設・教育行政組織など)
2)企業(サービス関連分野、教育関連分野、スポーツ・芸術関連分野、ICT関連分野等)
3)地域(NPO起業者、スポーツ・芸術を含む文化財団等管理・研究職、スクールソーシャルワーカー管理職等)
4)高等教育機関教育者・研究者

選抜日程・お問い合わせ

平成31年度入学者選抜の日程

平成30年10月27日(土)・28日(日)

大学院説明会の日程

第1回 【終了しました】 平成30年5月19日  教職大学院と修士課程の同時開催

第2回 平成30年7月28日  教職大学院と修士課程の同時開催(予定)

お問い合わせ先

【担当】 東京学芸大学 修士課程係
TEL 042-329-7704  FAX 042-329-7706
E-mail daigakui(a)u-gakugei.ac.jp

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