東京学芸大学基金Tokyo Gakugei University Fund

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 11月5日、本学と本学の全国同窓会組織である辟雍会の共催により、第18回東京学芸大学ホームカミングデーを開催しました。
 今回は「最近の気象災害~台風、大雨」と題して、本学卒業生でNHKテレビの気象キャスターを務めるなど多方面で活躍中の平井信行氏(初等教育教員養成課程社会選修卒)を講師に招いて行い、当日は卒業生及び地域の方など300人以上の参加で、立見が出るほど盛況な会となりました。
 開催にあたり、長谷川正理事・副学長と馬渕貞利辟雍会会長から開会の挨拶があり、その後、平井氏による講演が行われました。
 始めに、子どもの頃からの夢であった気象予報士になるまでのエピソード、現在出演されているNHKテレビでは午前0時に起床してから5時台の放送が始まるまでにどのような準備をしているか、またそれが教員の授業準備とよく似ていること、大学での教育実習時に培った学習指導案の書き方が放送台本に生かされていることなどを話されました。およそ5分の放送に向けて毎日時間をかけて準備をし、いかに分かりやすく役に立つ情報を提供できるかに心を砕いているかが窺えました。
 次に、今回のテーマである「最近の気象災害~台風、大雨」に沿って、クイズを織り交ぜながら近年に起こった異常気象や災害事例を紹介し、台風の動きや仕組みなどについて分かりやすく解説されました。
 講演後には来場者からの質問への対応もあり、ニュースでの台風情報の伝え方や、気圧の測り方に対する疑問にも丁寧に答えられ、盛り沢山の1時間半となりました。
 会場は時にユーモアを交えた平井氏の話しに笑いも起こりつつ、キャスターならではのハッキリした口調で分かりやすく伝えられる内容に来場者は終始耳を傾け、熱心にメモを取る方もいらっしゃいました。
 また、来場者からは「平井さんの気象に対する情熱と、分かりやすく伝えるための努力に感心いたしました。」「放送の準備が授業の準備と同じというお話に、なるほど!と思いました。」「活躍している卒業生の講演は、その姿を見るだけでも励みになります。」「講演のテーマも興味深く、話も分かりやすくて楽しかったです。ホームカミングデーに参加したのは初めてでしたが、また参加したいと思いました。」など、多くの感想が寄せられました。

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