日本型教育の海外展開事業 タイ教育省職員等を招き公開研究授業実施

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東京学芸大学では、平成28~29年度に「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)パイロット事業」の公認プロジェクトとして「在外教育施設(日本人学校)を拠点とする日本型教師教育の国際展開モデルプロジェクト」を実施してきましたが、そこでの実績を踏まえ、現在、大学の独自プロジェクトとして事業を継続しています。
このプロジェクトは昨年度会談を行った、松野文部科学大臣(当時)とタイ・ティラキアット教育大臣との合意に基づくもので、文科省国際課国際戦略企画室、在タイ日本国大使館及び、バンコク日本人学校の協力を得て、タイの基礎教育に日本型の問題解決型授業を取り入れることを目指し、実施しています。
今回、タイ教育省基礎教育局の職員及びチュラロンコン大学附属小学校の教員を招き、11月22日にバンコク日本人学校で研究授業及び研究協議会が行なわれました。研究授業では3年生の「小数」及び、5年生の「三角形の面積の求め方」についてそれぞれ実施され、研究協議会の前には、東京学芸大 藤井斉亮名誉教授から来訪者に対し「Lesson Studyについて」と題した、日本型の問題解決型授業の講演が行なわれました。
今後は、バンコク日本人学校を拠点として、タイ教育省主導で、このプロジェクトが稼働していくことを目指しています。

〈写真上〉研究授業を視察するチュラ小校長(左)
〈写真下〉研究協議会の様子

日本型教育の海外展開事業 タイ教育省職員等を招き公開研究授業実施
日本型教育の海外展開事業 タイ教育省職員等を招き公開研究授業実施