社会教育学

第1回

E類生涯学習 生涯学習サブコース
社会教育学

社会教育学分野では、地域や社会での学びに目を向け、その意義や支援のあり方を学んでいます。
ゼミの活動全体として、座学よりもフィールドワークが多く、学習支援者(コーディネーター)の能力をより実践的な形で身につけることができます。
ここで学べるコーディネーターなどの力は、教育分野にとらわれず、あなた次第で様々な分野への応用が可能です。

ちょこっとのぞきみ

「社会教育演習」

この授業は、公民館や地域の方と連携して学生がイベントを企画・実施していくというものです。春から取材、調査や公民館の方との打ち合わせを重ね、企画を固めていきます。今回は国分寺市明るい選挙推進協議会・選挙管理委員会・公民館と協働した「めざせ入賞!明るい選挙ポスター」講座を7月28日に行いました。

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本番直前、最終打ち合わせで当日の詳しい進行などを確認していきます。学生さんたちも職員・委員の方たちも良いイベントにするために意見を出し合っていました。

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当日、国分寺本多公民館でのワークショップが始まりました。選挙ポスターコンクールの受賞者である中学生をゲストに呼び、どんなところにこだわったかをレクチャーしてもらい、魅力的なポスターのポイントをなんと『めいすいくん』が教えてくれました。
その後はグループで選挙ポスターのキャッチフレーズのアイデアを相談して発表しました。素敵でオリジナリティーのあるポスター案がたくさんできました!

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今回はめいすいくん以外にもPepper君が選挙クイズを出しに来てくれました。参加してくれた女の子が挨拶をしたりクイズをしたり遊んでくれていました。たくさんの方が関わることができた、とても楽しいワークショップでした。

学生からのメッセージ

植松 伶衣 さん

この学科の特徴はなんといっても人との関わりの多さです。それも、子どもからお年寄りまで幅広い年齢、様々な立場の人と出会うことができます。学生同士はもちろん、地域の方とじっくり時間をかけて一緒に活動するというのは、なかなか経験できることではありません!また、講座の企画や地域のお祭りへの参加を通して、実際にそこに暮らす人やそこで働く職員さんの反応を直接キャッチできることも魅力の一つだと思います。
はじめは(知らない人と話すのってちょっと苦手だな)という人も、授業の中で多くの人と関わるうちに、その面白さを感じることができるはずです!

教員紹介

倉持 伸江 先生

「社会教育演習」の授業では、社会教育の現場で地域住民や職員と一緒に、企画から準備・運営まで協働して活動をつくりだすことを、授業として取り組んでいます。今回紹介した選挙についての講座以外にも、地域の運動会や防災シンポジウム、異世代交流イベント、市民向け講座など、チームごとに実際の地域の活動に関わっています。現場と大学を往還する学びを通して、学生たちは学びをファシリテートする力をメキメキつけているようです。
この授業以外にも、生涯学習の現場に出向いて調査したり、活動したり、グループで作業したりする授業がたくさんあります。地域の中での学び、子どもからおとなまで多様な人々の学びを実践と理論の両面から学べるコースです。

文章・写真/乗松まりな、小林慈樹、虫谷涼香

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