No.11

 身近な環境の動物観察

〖日 時〗
2011年10月13日 13:30 〜 17:00
〖担 当〗
狩野 賢司

研修の概要

 まず、都内のアンケート調査の結果、小学校理科の実験・観察でやりにくいという回答の多かった単元に「動植物の観察」が挙げられていたこと、及びその理由として教員自身に知識がないことと、身近な環境に適切な素材が見あたらないことというのが多かったことを説明した。そこでこの研修では、身近な環境で動物を観察し、若干の知識とコツがあれば都内でも多くの動物が観察できることを体感し、それらの動物についての知見を高めてもらうことを目的としていることを述べた。
 そのうえで、動物を観察するには植物にも注意を向けるべきこと、及び観察と言っても視覚だけでなく、鳴き声などの聴覚も利用すると良いことなどの説明を行った後、双眼鏡とルーペ、図鑑を渡して観察を行った。昆虫やクモ類、鳥類など、観察することのできた動物について、見つけ方や見分け方(分類)、生態や行動の特性などを概説しながら、林の中、川岸、公園や歩道脇などで動物の観察をした。たとえば、ハチとアブの見分け方、昆虫が良く集まる花、鳥類が採餌に訪れる花や果実、クモの生活史、ハチに擬態するガ、身近な環境の鳥それぞれの種類の鳴き声や飛び方の特徴、カモ類の雌雄の見分け方や繁殖シーズン、昆虫の成虫と幼虫の食草についてなど、観察できた様々な種類の動物について概説した。
 研修後のアンケートを見ると、研修の内容に関しては「ねらいのとおり」「課題解決に役立つ」が「あてはまる」「ややあてはまる」であり、「教材作りの基礎技術として役立てられる」「クラブ活動に役立てられる」という回答であった。このことから、この研修の目標はある程度達成できたと思われる。