水中の小さな生物

〖日 時〗
2013年 8月 23日 9:00 ~ 12:30
〖担 当〗
犀川 政稔

 原生動物を観察し、属のレベルの同定を行った。用いた50ページからなる冊子は "Free-living freshwater protozoa (Patterson, D. J., 1992)" の検索表の部分を抜き出したものである。英文のままであるが、大事な部分は和訳して赤字で示した。観察者はおよその形がよく似た原生動物を図鑑の中から探すのではなく、冊子の和訳部分の着眼点に注目し、理論的に属の名前を検索するのである。たとえば鱗に覆われた有殻アメーバなら、「開口部は基端」であるのか、あるいは「開口部は腹側」であるのかをチェックして検索表の次のステップへと進むのである。だれでもが経験することであるが顕微鏡の視野に、図鑑に収められた代表的な原生動物の姿が現れることはごく稀である。それに対してこの冊子を用いれば、ほとんどすべての原生動物の名前を的確に知ることができるのである。