植物の水の通り道

日時:2014年6月27日(金)13:30~17:00 会場:M102
担当:中西 史

〈講義編〉
1)小学校第6学年で扱う「植物の養分と水の通り道」の単元の特徴について解説した。
2)蒸散に関する植物生理学的な解説を行い,小学校で行う実験観察時の注意点を説明した。特に小学校で混乱の原因となっている,色水の植物体への取り込みに対する根のフィルター機能の影響については,食品として市販されている豆苗を用いた演示実験を併用して詳しく説明した。

〈実験編〉
3)シリコンチューブを用いた簡易蒸散計の使用方法について説明し,アジサイ等の枝や葉を用いて一人一人測定を行った。葉がついた状態での蒸散速度を測定した後,葉の切除により,蒸散速度が急激に低下する様子を観察した。希望者には簡易蒸散計の材料を,希望セット数,持ち帰れるようにした(2名が10セットほどずつ持ち帰った)。
4)顕微鏡操作の注意点を確認した後,一人1台ずつ顕微鏡を用いて観察を行った。最初の観察対象として植物切片の永久プレパラートを用い,ライティングや絞りの重要性を確認した。その後,各自の技能に応じた実験観察を行った。観察内容としては,ツユクサの葉の表皮の気孔やそのレプリカ,色水を取り込ませたアジサイ,セロリ,アスパラガスの茎や葉柄の切片,またはそれらをトルイジンブルーで染色したものである。切片の作製には,両刃カミソリを用いた簡易切片法を紹介した。