ショウジョウバエを用いた遺伝実験

日時:2014年 8月 4日 9:00~12:30 会場:CN207
担当:高森 久樹

 遺伝学の発展はめざましいものがあり、2012年からの高校「基礎生物」および「生物」は最新の遺伝学の知識を詰め込んで大幅に変わりました。これまでの遺伝学発展の歴史に沿ってメンデルの法則から始まって遺伝子の本体であるDNAに行き着く従来の流れから、遺伝情報とDNAにはじまりタンパク質合成そして表現型の発現とバイオテクノロジーに話が及ぶという内容になりました。しかしDNAや遺伝子といった「目に見えない」対象は初めて聞いても理解しにくいものです。そこで中学「理科」生命領域「生命の連続性」の中でしばらく省略されていた「遺伝」が復活を遂げました。「メンデルの法則」は、高校生物から中学理科に移り、教える時期が早くなったと言うことです。目に見える表現型を対象としたメンデル遺伝は、古典的ではありますが実生活では相変わらず有用な知識です。
 本研修では、モーガンの研究から始まり教科書に必ず登場するショウジョウバエを用いた遺伝実験を実際に体験していただくことを目的としました。本来は親世代の交配から第2代まで約20日間を要する実験ですが、あらかじめ突然変異体の観察を行った後、用意しておいた第2代の表現型と個体数から親世代の突然変異型を推定していただくという方法で、1日で終了する研修としました。