生物と河川環境の変化を理解するシミュレーション

日時:2014年8月28日(木)13:30~17:00 会場:M102
担当:真山 茂樹

 現行の中学校、高等学校理科の学習指導要領では、実社会と理科との関係の理解、環境教育の充実、国際的に通用する理科教育が重要視されている。本研修では人間の活動が河川の水質に与える影響を指標生物利用して理解できるウェブ上に展開するシミュレーションプログラム“SimRiver”と、それに付随するウェブモジュール教材を利用し、水質汚染が生じる文化的、社会的背景と、人間活動の水質汚染与える影響を理解した。また、地球規模で水質汚染を起こさないための、社会的、個人的方策を考えること、さらに、その考えを世界へ向けて発信する方法の研修を行った。
 具体的には、ウェブ教材“ケイソウプロジェクト”を利用し、過去と現在の日本と世界の河川状況をさまざまな写真とビデオで学び、国による家庭での水の使用の違いと汚濁物質の排出の違いをグラフにより学び、時代と地域による河川環境の相違を学習した。次に市乳レーションソフ次にトであるSimRiverを使用し、河川流域環境を作りだし、指標生物である珪藻によって河川の汚染状況を学んだ。これをさまざまな環境を作り出し、反復してシミュレーションし、それを比較することで、一般化された人間活動と河川環境の関係を理解した。最後に、“ケイソウプロジェクト”に組み込まれた実践活動レポートシステムにより、自らの考えをウェブ上に発信する方法を学んだ。このレポートシステムには自動翻訳機構が組み込まれており、日本語で送信されたレポートを、他の言語に翻訳することが可能であり、また、海外の学習者が日本語以外でレポートしたものを、日本語に翻訳して理解することが可能である。
 参加した教員からは、明日の授業に使えるとの意見が多く聞かれた研修であった。