メダカの飼育と授業での効果的な取扱い

日時:2014年 9月11日 13:30~17:00 会場:M102
担当:中西 史

1.子メダカへの給餌体験 今年の6月下旬,8月下旬に孵化したメダカの稚魚が入った水槽をグループごとに渡して参加者に給餌をしてもらい,メダカに対して親しみをもたせながら,孵化後のメダカの扱いについての注意事項を説明した.
2.配偶行動の観察 前日から雄を隔離しておいた水槽を実物投影機で大きくモニターに映し,雌雄を接触させた後のメダカの行動を観察した.その間,雄と雌の形態的な特徴,繁殖に必要な条件を解説した(産卵,放精の瞬間は見られなかったが,屋外での作業から戻った際に1匹のメスが産卵しているのが確認できた).
3.メダカの飼育の基本 担当者の自宅の飼育環境を写真で紹介した後,研究棟の中庭に移動し,人の手が入らない状態でメダカが繁殖している人工池や,屋外の飼育容器の状況を視察した.参加者各自がメダカを採取し,実験室で児童向けの形態観察の方法を体験した.その後,飼育のための準備物,生体への水温・水質の影響,水槽中の窒素循環,新たに生体を導入するための手順,日常管理,病気への対処法等を中心に解説した.
4.水質測定 水道水や汲み置き水,飼育容器内の水の遊離塩素濃度,硝酸濃度,pHをパックテストや試験紙で測定し,汲み置きや生体の活動によって水質がどのように変化するか,メダカにとって良い水を用意するにはどうすればよいかを考える資料とした.
5.メダカの発生の観察 産卵翌日から孵化(8日後)までの卵を1日間隔で準備し,実体顕微鏡で発生の過程を観察した(10x4倍).受精卵の中に体の構造が徐々に形成され,拍動や血流が見られるようになり,色素が沈着して行く様子が観察できた.参加者は各自持参したカメラで映像や動画での記録を行った.
*研修に用いた生体(メダカの成体・稚魚・卵,水草・藻類),餌,器具等は希望者に分与した.