遺伝の法則-ネコの毛の色と模様の遺伝-

日時:2015年 11月 20日(金)13:30~17:00 会場:M102
担当:浅羽 宏

 ネコの毛色と模様を発現する遺伝子のうち、主要なもの9種類の遺伝様式に関して説明し、野外でよく目にするネコの毛色の型11種類を識別するためのポイントについて述べた。次に、ネコの写真や実物の毛皮の観察を行って、アグチ毛、キジ模様などの形質を確認した。次に、毛皮から代表的な毛を引き抜いて、スライドガラス上に封入し、顕微鏡観察用の永久プレパラートを作成した。
 ネコの毛色の遺伝をどのように教材として利用できるかについて、基礎的なメンデル遺伝の学習の発展としての実践例を説明した。また、ネコの毛色を生徒たちが地域で調査し、その集計結果からハーディー・ワインベルグの法則の理解を深めていく実践例についても述べた。分子生物学の最新の研究の中で、ネコの毛色の遺伝に関して、様々に解明されてきた経過についても若干触れた。最後に、教室で利用可能な染色体の模型教材を発泡ポリスチレンパネルで作成し、遺伝の授業展開に関して先生方との情報交換を行って終了した。