冬季研修 生物電気の基礎実験

日時:2015年 12月 26日(土)13:30~16:30
会場:自然科学研究棟1号館 CN206
担当:吉野 正巳

 研修のはじめに、生物電気に関する基礎的内容(膜電位や活動電位等)を解説した。実験・観察には昆虫(フタホシコオロギ)を用いた。肢関節部位に存在する機械受容器(弦音器官)の神経応答を、神経束近傍に置いた銀線電極により、交流増幅器を通してデジタルストレージオシロスコープにて可視化した。出力信号は同時にオーデイオパワーアンプで増幅し音声モニターした。刺激は、肢の脛節・跗節間の関節を屈曲あるいは伸展し与えた。メモリーに保存した信号データはプリンター出力し、波形解析を行った。神経信号は、全か無の法則に従って発生する短いパルス状信号であり、刺激の強さはパルスの発生頻度変化で伝えられることを体感した。研修後半では、最近の電気生理学の方法であるパッチクランプ法やイオンチャネルの多様な機能について解説を行った。