放射線の基礎

日時:2016年 7月 7日(木)13:30~17:00
会場:東京学芸大学構内、及びM102 担当:平田昭雄

  初めに、東日本大震災に伴い発生した東電福島第一原子力発電所事故後の2014年3月に文部科学省が発行した『中学生・高校生のための放射線副読本 ~放射線について考えよう~』に記載された放射線関連事象の中から、とくに昨今の市民生活で話題になることの多い事柄(「放射性物質と放射能、放射線」「放射線の透過力」「放射線の単位」「身の回りの放射線被ばく」)を中心に取り上げ解説した。続く実験実習では、簡易環境放射線測定器を用いて実験室内の環境放射線量を計測した後、モナズ石(Brazil産,0.185μSv/h)など5種の中学校理科用教材鉱物標本の放射線量を計測した。後半は、距離と遮蔽による放射線量の減衰についての演示実験に立ち会った後、学校給食の現場で多く用いられているNaIシンチレーション式食品放射能測定器を用いたデモ測定と、Ge半導体検出器により観測されたγ線スペクトルの解析を体験し、最後に、「空間線量」「自然放射線」「内部被曝と外部被曝」「遮蔽」などをキーワードとした討論で締めくくられた。