2013年度秋学期 全学留学生対象日本語科目シラバス

日本語1総合B

東泉裕子(ひがしいずみ ゆうこ)木2 N313

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものを総合的に理解し、意見や感想を交換できるようになる。
内容
一つの作品を複数の読み手で声に出して読む「群読」、日本の文化・社会に関する記事の講読やテレビ番組の視聴を通して、日本の文化や社会についての理解を深める。群読については、様々な読み方の紹介、日本の昔話、民話、詩の群読の発表、受講生の出身国・地域の物語の群読シナリオの作成と発表を行う。日本の文化・社会に関する記事や番組については、学期の始めにいくつか候補を挙げ、受講者の希望が多いものから順に取り上げる。語彙・表現などを確認しながら情報を整理し、自分の意見や感想をまとめる、他の人の意見や感想を聞くなどの活動を行う。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
出席・クイズ・授業への参加度50%、課題・発表50%を目安として総合的に評価する。

日本語1 作文B1[専門日本語・学術論文II]

矢沢悦子(やざわ えつこ)火2 N207

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
・論理的な文章とは何かを理解する。
・ 各自が文章を書き、その文章が論理的かどうか他者の目(授業受講者)を通して確認する。
・ 他者の文章を読むことで自らが書いた文章を見直し、客観的な視点で文章を捉えなおす。
・文献の引用のし方、事実と意見や考えを分けて書く書き方に慣れる。
テキスト
特定のテキストは使用しない。
成績評価方法
授業参加度30%、提出物30%、レポート40%

日本語1 作文B2

桂千佳子(かつら ちかこ)月4 N201

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
テキストのストラテジーに従い、文章の型を分析しつつ、その型に沿って自分の意見を文章に仕上げていく。最初は短い文を作り、次第に長く複雑な構成の文章を書いていく。
テキスト
『着想力が身につく文章表現教室』
成績評価方法
提出物 40% 出席率 30% 作文 30%

日本語1 講読B

澁川晶(しぶかわ あき)木3 S402

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
・雑誌や新聞から、日本の社会(経済、政治)、文化に関わる記事を選び、毎回授業で配布する。受講者は、その場で(初めて見た記事を)辞書を使わずに、自分の力でできる限り理解し、内容を把握する練習をする。
・記事の内容を簡潔にまとめる練習もする。「まとめる」作業には、時には要約文を書く、クラスメートに口頭で内容を伝える、という作業も含まれる。
・ 記事の内容を理解するだけでなく、記事の中にある重要な漢字の読み、語彙・表現を身につけることも目指す。
・基本的に予習する必要はなく、復習中心の学習が求められる。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
・出席・授業への参加度30%、課題等提出物10%、小テスト30%、期末試験30%で評価する予定。
・欠席が5回以上の場合、単位は認められない。

日本語1 会話B1(専門日本語・学術発表II)

内田紀子(うちだ のりこ)木1 S307

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
話題提供を行ったり、提案されたテーマについてディスカッションを行う。自分の意見や考えを根拠を示して述べる力や、聞き手の理解や反応に応じて述べ方を工夫する力を高める。自身の発表をモニターし、それを通して自分自身の日本語や発表の仕方を客観的に分析する。
テキスト
特にテキストは定めない
成績評価方法
出席(20%) 授業中の参加状況(20%) 発表(50%) 提出物(10%)

日本語1 会話 B2

宮本典以子(みやもと ていこ)水2 N313

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
日本の文化、経済、環境等のトピックについて、映像や文章から最新の情報を把握した後、まずグループで話し合い概要と意見をまとめた上で、他のグループともディスカッションする。その際、グループ内外で表現・あいづちなどスピーチレベルをシフトすることなど、意見交換や討論に必要な会話のテクニックについても学ぶ。毎回簡単な自己評価&相互評価シートを記入し提出。
・授業の始めに会話の基礎トレーニングを5分程度行う予定。
・人数、レベル等によってトピック等を変更する場合がある。
テキスト
なし
成績評価方法
授業への参加度50%、評価シート50%

日本語1 文法 B

石崎晶子(いしざき あきこ)木4 N202

目標
上級の文法項目を習得する。
内容
(1) ディクトグロス(聞き取った文章をグループで再構築する活動)を行い、文章中の文法項目の確認・定着を図る。
(2) 日常使われている日本語には、初中級で学んだ文法と異なる使い方/形式のものがある。使われる場面、目的、使用者などによる日本語の多様性を考える。
テキスト
ハンドアウトを配布する。
成績評価方法
試験40%、小テスト20%、課題20%、授業への参加度20%

日本語 1  聴解B

許夏玲(フイ ハーリン)水1 N102

目標
複雑で抽象的な談話の流れが聞き取れるようになる。
内容
ニュース、ドキュメンタリー番組、アニメーション、ドラマ、講義などを聞き、重点をノートに取る練習をする。日常の会話内容と専門的内容を聞く力を養う。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
テスト(中間・期末)50%、授業への参加度 30%、提出物 20%

日本語1 漢字B

横山和子(よこやま かずこ)月3 N202

目標
1000字程度の漢字およびそれを使った語彙の運用力をつける。
内容
各専門分野に特徴的な漢字語の学習を通して語彙を広げていく。受講者の関心のある課を中心に、テキストの中から5~6つの課を選んで扱う予定である。課ごとに復習クイズを行う。
テキスト
『Intermediate Kanji Book』Vol.2、凡人社
成績評価方法
授業への積極性15%(予習含む)、宿題15%、クイズ30%、定期試験40%

日本語 1 特別演習B(小説)

荒巻朋子(あらまき ともこ)火1 N313

目標
日本の現代文学に対する概要をつかみ、代表的な作品を読むことによって、一般の日本人が持っている程度の現代文学に対する知識を身に付ける。
内容
日本の現代文学にはどのような作家がいて作品があるかを学習する。そして古いものから新しいものまでいくつかの作品に触れて、日本の小説に対する基本的な知識を得るとともに、小説を読むきっかけを作る。また学生に読んだ小説の発表もしてもらい、知識の幅を広げる。
テキスト
授業時にプリントを配布する。
成績評価方法
出席20% 授業への参加度20% 課題30% 発表30%

日本語1特別演習B(ビジネス日本語)[専門日本語・ビジネスII]

許 哲(ホ チョル)金2 S207

目標
ビジネス(特に就職するまでの過程)に不可欠な日本語、留学生として日本で生活をしていく上で必要な日本語を基本から学ぶ。
内容
日本語に関するコミュニケーション能力向上のための実践的な演習。
テキスト
授業時にプリントを配布する。
成績評価方法
・出席状況などの平常点(20分以上の遅刻は原則として出席と認めない。また、出席時数が3分の2に満たない者は失格とする。)
・学期末の筆記試験(ノート・プリント等の持ち込みは可。ただし、辞典、電子機器類は不可。無断欠席者は失格とする。)

日本語1・2 日本語特別演習B(プロジェクト)

谷部弘子(やべ ひろこ)、島田めぐみ(しまだ めぐみ)火3 N313

目標
言語や文化背景を異にする人々とのコミュニケーションに必要な技能を学びます。
内容
「学校と子ども」「地域と暮らし」というテーマに沿って調べたり聞いたりしたことを発表してもらいます。グループ作業や学外に出て活動をおこなうことがあるので、積極的に参加できることが条件です。
テキスト
なし
成績評価方法
授業への参加状況や課題・発表など総合的に評価する。