2014年度秋学期 全学留学生対象日本語科目シラバス

日本語1 総合B

東泉裕子(ひがしいずみ ゆうこ)木2 N313

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものを総合的に理解し、意見や感想を交換できるようになる。
内容
一つの作品を複数の読み手で声に出して読む「群読」、日本の文化・社会に関する記事の講読やテレビ番組の視聴を通して、日本の文化・社会についての理解を深める。群読については、様々な読み方を練習してから、日本や受講生の出身国・地域の物語の群読脚本を作成し、発表してもらう。記事やテレビ番組については、学期の始めに提示する。受講者の希望を聞いて希望が多いものから順に取り上げる予定である。語彙・表現などを確認しながら情報を整理し、自分の意見や感想をまとめる、他の人の意見や感想を聞くなどの活動を行う。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
群読脚本作成と発表40%、課題提出・クイズなど30%、授業への参加度30%

日本語1 作文B1[専門日本語・学術論文II]

斎藤ひろみ(さいとう ひろみ)木1 N207

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
・実践を通して論理的な文章とは何かを理解する。
・自分の専門に関する学術論文を読み、論文の書き方を理解する。
・ 論理的な文章を書くための表現、文型、文章構成、引用のしかたを学び、学生自身がレポートを書く。テーマについては学生自身が決定し、文章構成を考え、それらを互いに検討しあう。
・ 互いの文章を批判的に読むことで、客観的な視点で文章を捉え直すことの意味を確認する。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業参加度30%、課題30%、レポート40%
・ 課題は、毎回課せられる。提出した課題について、学生同士で内容を検討し、それを踏まえて再考、再提出を行う。訂正した内容についても評価を行う。

日本語1 作文B2

桂千佳子(かつら ちかこ)水1 S102

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
①自分の意見を明示するタイプの文章と、②明示しないタイプの文章の2種類の文章の書き方を学ぶ。①については、自分の意見を明確にまとめ根拠をあげて説得力あるものに仕上げることを目指す。②については、天声人語のような理解しにくい文章を読解する手がかりとなるようにしていく。
テキスト
なし(プリント配布)
成績評価方法
提出物 40% 出席+授業参加度 30% 作文 30%

日本語1 講読B1

小池恵己子(こいけ えみこ)木4 N301

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
論説や報告などの文章を読んで、主題、論点、主張を読みとり、段落の構成を意識して要約する練習を行う。また、意見や主張を読み比べて、グループで理解を深める活動をする。おもに新聞や新書などから現代社会の問題や日本の文化に関する文章を取りあげる。現代詩もいくつか取り上げるつもりである。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
テスト50%、宿題30%、出席・参加度20%

日本語1 講読B2

澁川晶(しぶかわ あき)金4 N301

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
・新聞や雑誌から、今の日本社会・文化に関する記事を選び、毎回授業で配布する。受講者は、その場で(初めて見た記事を)辞書を使わずに、自分の力で理解し、内容を把握する練習をする。
・ 記事の内容を簡潔にまとめ、それを他者に伝える練習もする。そのため、講読の授業ではあるが、要約文を書いたり、口頭でクラスメートに内容を伝える練習もする。
・記事の内容を理解するだけでなく、記事の中にある重要な漢字の読み、語彙・ 表現を身につけることも目指す。
・基本的に予習する必要はなく、復習中心の学習が求められる。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
出席・授業における積極性40%、小テスト30%、期末試験30%で評価する予定。

日本語1 会話B1(専門日本語・学術発表II)

矢沢悦子(やざわ えつこ)火2 S407

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
・自分の関心に基づいて調べたことを、聞き手が理解しやすいようにまとめ、発表する。
・発表されたテーマについてディスカッションを行う。
・発表者はディスカッション後自分の発表内容を振り返り、見直しを行う。
・パワーポイントを利用してプレゼンする。
テキスト
特定のテキストは使用しない。
成績評価方法
授業時の参加状況(30%) 課題(30%) 発表(40%)

日本語1 会話 B2

近藤裕美子(こんどう ゆみこ)月2 N313

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
1.2の活動を通して、インフォーマル、フォーマルなやりとりで必要な話す能力を養う。  
1. 毎回の授業でウォーミングアップとしてインタビュー活動を行う。話し手として聞き手に考えや心情を理解してもらうための工夫、聞き手として話を引き出すための工夫を意識する練習を行う。
2. 日本の社会問題や文化等の様々なトピックについて、映像や文章で情報を得、それに基づいてグループディスカッションを行う。(感想を述べたり、自国や知っている国の状況について日本と比較対照したりしながら、情報や意見を提示する。)  
*毎回、振り返りシート&相互評価シートの記入、ポートフォリオ作成があります。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
出席20%、参加度・課題への取り組み50%、ポートフォリオ30%

日本語1 文法 B

岡智之(おか ともゆき)木3 N301

目標
上級の文法項目を習得する。
内容
テキストに沿って毎回2課ずつ表現を学び、それを使ってみる。今学期はテキストの後半第2部10課から35課までをおこなう。
テキスト
『マンガで学ぶ日本語上級表現100』 アルク
成績評価方法
出席 + 授業への参加度25%、課題の提出25%、期末試験50%

日本語 1  聴解B

許夏玲(フイ ハーリン)月3 N313

目標
複雑で抽象的な談話の流れが聞き取れるようになる。
内容
ニュース、ドキュメンタリー番組、アニメーション、ドラマ、講義などを聞き、重点をノートに取る練習をする。日常の会話内容と専門的内容を聞く力を養う。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業への参加度 50%、提出物(課題含む) 50%

日本語1 漢字B

横山和子(よこやま かずこ)月4 N202

目標
1000字程度の漢字およびそれを使った語彙の運用力をつける。
内容
各分野に特徴的な漢字語の学習を通して語彙を広げていく。受講者に関心のある課を中心にテキストの中から5~6つの課を選んで扱う予定。14年度秋学期は、原則として教科書の前半(1~8課)から5~6課学ぶ。どの課を学ぶかは学期初めのアンケートで決定する。ただし、14年春学期から継続して受講する学生がいる場合は、学ぶ課が重ならないよう、後半の課から1~2課を選択する場合もある。
テキスト
『Intermediate Kanji Book Vol.2』
成績評価方法
授業への積極性15%(予習含む)、宿題15%、クイズ30%、定期試験40%

日本語1 特別演習B(ビジネス日本語)[専門日本語・ビジネスII]

笹目実(ささめ みのる)金2 S407

目標
ビジネスにおけるコミュニケーションに必要な日本語のスキルを向上させる。
内容
①実際のビジネス場面で日本語でどのように表現するのかなど日本語運用能力を高める。
②ビジネス場面で使用する語彙を学ぶ。
③日本語を学ぶと同時に、日本語を通じて新しい未知の価値観、考え方なども学ぶ。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
出席・参加度40%、課題への取り組み40%、ミニテスト20%

日本語 1 日本語特別演習B(ドラマで学ぶ日本語)

宮本典以子(みやもと ていこ)水2 N313

目標
まとまった内容の抽象的な談話の流れが理解できるようになる。自分の考えを伝えることができるようになる。
内容
・日本のドラマや映画を鑑賞し、「話しことば」を実践的に学ぶ。丁寧な表現からカジュアルな表現までさまざまなスピーチレベルの作品を扱う。
・ 1~2週で1作品とするか、1作品を選んで第1話~最終話まで鑑賞するかは、1回目に協議して決定する。
・ 授業後にドラマアンケート(&クイズ)シートを記入し、ドラマの内容や日本語表現等について意見交換を行う。
テキスト
特になし
成績評価方法
ポートフォリオ評価(アンケート&クイズシート、語彙メモ等の自由資料)70% 授業参加度30%

日本語 1 日本語特別演習B(小説)

鈴木美恵子(すずき みえこ)金1 N302

目標
日本の現代文学に対する概要をつかみ、代表的な作品を読むことによって、一般の日本人が持っている程度の現代文学に対する知識を身に付ける。
内容
小説を読み、文の中に出てきた表現や語を学習します。また、学生から、読んで面白かった本やクラスメートにすすめたい本について発表してもらいます。
テキスト
プリントを配布します。
成績評価方法
授業への参加度50%、提出物50%

日本語1・2 日本語特別演習B(プロジェクト)

谷部弘子(やべ ひろこ)、島田めぐみ(しまだ めぐみ)火3 N313

目標
1.アジア地域における言語・文化の多様性について基本的な知識を学び、母語や母文化についての理解を深める。
2. 言語や文化背景を異にする人々とのコミュニケーションに必要な態度やスキルを学ぶ。
内容
多言語多文化地域である東南アジア・南アジアのいくつかの国を事例として、それぞれの地域においてどのように各言語・文化が保持・継承されているか、どのような教育が行なわれているかを考える。
★ 学部開設科目「学芸フロンティア科目F」との合同授業です。講義を聞くだけでなく、日本人学生とのディスカッションやグループワークを行います。
テキスト
なし
成績評価方法
授業への参加状況や課題・発表など総合的に評価する。