2015年度秋学期 全学留学生対象日本語科目シラバス

日本語1 総合B

澁川晶(しぶかわ あき)月4 N301

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものを総合的に理解し、意見や感想を交換できるようになる。
内容
次のような活動を通して、4技能(読む・書く・聞く・話す)を駆使し、自分が伝えたいことをクラスメートに伝え、また、クラスメートの発言を聞いて理解し、質問し、議論を深める練習をする。そこから、新しい「気づき」を得る。

活動例:(詳細は、受講生のみなさんと相談して決める予定です)
・ある漢字について、その由来(ストーリー)を推測・創作し、発表する。
・実際のストーリー(現実に起こった事件、新聞記事、映画、ドラマ、アニメ、小説、漫画、歌、詩など)の一部(多くの場合は前半)について、その内容や魅力について理解する。次に、各自(もしくはグループで)その続きを推測・創作し、発表する。
テキスト
毎回プリントを配布する。
成績評価方法
出席(30%)、授業への参加度(30%)、提出物(10%)、発表の内容(30%)をもとに、総合的に評価する。試験はしない。

日本語1 作文B1[専門日本語・ライティングII]

阿部志野歩(あべ しのぶ)火1 S107

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
日本語(とくに書きことば)の運用力を高め、レポート・論文の構成や体裁などを身につけるための授業である。テキストの練習問題(場合によっては配布の練習問題)を解きながら、書きことばの運用力やレポート・論文の書き方を習得する。そのため、テキストは毎回使用するので、履修者は必ず購入すること。
テキスト
安部朋世・福嶋健伸・橋本修(2010)『大学生のための 日本語表現トレーニングドリル編』三省堂 1900円+税
成績評価方法
平常点評価(出席状況、毎回の授業時に提出する宿題) 50%、学期末レポート 50%

日本語1 作文B2

桂千佳子 (かつら ちかこ)水1 N301

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
1.多種多様なものごとについて説明する文を書く。どう説明すると伝わりやすいかという点を全員で考えていく。
2.結論を明示しない日本的な特徴を持った文章について、構造を分析して理解を深めてから、自分でも書けるようにする。
テキスト
授業時に配布するプリント
成績評価方法
毎回の準備シート、作文、授業参加度各30%ずつ。最終課題文10%

日本語1 講読B1

李貞旼(い じょんみん)木4  N301

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
・様々なジャンルの文章や記事を読み、内容を把握する練習を行う。(プリントは授業当日に配布する。初回の授業で興味のある分野、話題についてアンケートをとり、なるべく希望に沿うような記事を選ぶようにする。)
・記事についてのディスカッションをすることで内容理解をさらに高める。
・記事の中の重要な語彙や表現を身につけることも目指す。
テキスト
授業で配布する
成績評価方法
出席・授業における積極性40%、小テスト30%、課題の提出30%で評価する予定。

日本語1 講読B2

新谷あゆり(しんや あゆり)金3 N313

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
短編小説などを展開や結末を想像しながら読む。語彙表現を学習する。毎週漢字の読みのテストをする。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
出席率20%、積極性10%、課題30%、テスト40%

日本語1 会話B1(専門日本語・口頭コミュニケーションII)

矢沢悦子(やざわ えつこ )火2 C103

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
・課題に取り組み、意見交換を行う。
・テーマに沿った口語コミュニケーション活動を行う。
・質疑応答やディスカッションを行う。
テキスト
特定のテキストは使用しない。
成績評価方法
授業中の参加状況30%、発表60%、レポート10%

日本語1 会話 B2

小池恵己子(こいけ えみこ)木3 N401

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
・状況の変化に対応し、人間関係に配慮した話し方ができるように会話の練習をする。
・論点を整理し、理由や根拠を示して、意見や提案をわかりやすく述べる練習をする。
・日本の社会や文化などからテーマを選び、ディベートやディスカッションを行う。
テキスト
使用しない。プリントを配布する。
成績評価方法
ショートスピーチなどの発表30%、ディベート・ディスカッションへの取り組み20%、提出物20%、出席・参加度30%

日本語1 文法 B

岡智之(おか ともゆき)火3 S202

目標
上級の文法項目を習得する。
内容
上級の類似表現をマスターする。テキスト第2部から1回2課ずつ
テキスト
増田アヤ子『マンガで学ぶ日本語上級表現使い分け100』アルク
成績評価方法
平常点60%(出席+毎回の課題(会話づくり)を出す)、期末テスト40%

日本語 1  聴解B

横山和子(よこやま かずこ)月3  N313

目標
複雑で抽象的な談話の流れが聞き取れるようになる。
内容
1)日常生活での短い会話を「聞き取り」即座に「同じ速さで話す」という練習を通して、ナチュラルスピードの会話が聞き取れ、流暢に復唱できるレベルを目指す。
2)未習語や聴き取りにくい部分があっても、全体から類推して情報を補完する練習を行うことによって、まとまった内容を聴いて、文章のテーマ・構成を理解できるようになることを目指す。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
授業への積極性(授業内の課題を含む)40%、クイズ40% 試験30%

日本語1 漢字B

東泉 裕子(ひがしいずみ ゆうこ)木2  N301

目標
1000字程度の漢字およびそれを使った語彙の運用力をつける。
内容
各専門分野で使われる漢字語彙を学びながら、漢字語彙力を伸ばしていく。下記の教科書の奇数課(1、3、5課・・・)から5~6課選ぶ予定だが、初回の授業で、受講者の希望を聞いて決める。(ただし、2015年春学期から継続して受講する学生がいる場合は、重ならないように調整する。)また、受講者が自ら選んだ漢字とその使い方について発表する機会も設けたい。
テキスト
『INTERMEDIATE KANJI BOOK 漢字1000 Plus Vol.2』 第4版
成績評価方法
テスト40%、クイズ30%、宿題15%、授業への参加度15%

日本語1 特別演習B(ビジネス日本語)[専門日本語・ビジネスII]

西島道(にしじま みち)金2 S407

目標
ビジネス(特に、就職するまでの過程)に不可欠な日本語、留学生として日本で生活をしていく上で必要な日本語を基本から学ぶ。
内容
学期の前半は、毎回、日本人社員や日本の顧客に対する外国人社員の疑問や外国人社員と働く日本人社員の疑問を取り上げ、その背景・原因・解決案について話し合う。学期の後半は、各受講生が職場・アルバイト先等における疑問を持ち寄り発表・話し合いを行なう。活動を通し、日本語力の向上と文化的背景を異にする人々と仕事をする際に必要な問題解決能力の向上を目指す。
テキスト
特に指定しない。
成績評価方法
発表30%、レポート30%、平常点40%

日本語 1 日本語特別演習B1(小説)

奥山貴之(おくやま たかゆき)月2 N302

目標
日本の現代文学に対する概要をつかみ、代表的な作品を読むことによって、一般の日本人が持っている程度の現代文学に対する知識を身に付ける。
内容
学期の前半は、教師の指定する作品を読み、クラスで内容について話したり考えたりしながら、理解を深めていく。後半は、学生の希望を聞きながら作品を選んでいく予定。小説を楽しみながら、考えたり、議論したり、調べたり、などして、近現代の日本文学の概要を捉えられるようにしていくことを目指す。
テキスト
授業を進めながら指定する。
成績評価方法
平常点(出席状況・参加状況)30%、提出物30%、期末レポート30%

日本語 1 日本語特別演習B2(小説)

笹目実(ささめ みのる)月2 N313

目標
現代小説の講読を通して、日本語の語彙や文法・文型を強化する。
内容
1回か2回の授業で一つの作品を読む。『檸檬』『鼻』などの「名作」や『菜の花の沖』など知られた大衆小説を読んでみる。様々な文学的表現に触れ、時に鑑賞したり、読解などもする。漢字の読み、語彙や表現の簡単なテストを行う。
テキスト
未定
成績評価方法
出席40%、授業参加40%、小テスト20%

日本語 1 日本語特別演習B(ドラマで学ぶ日本語)

宮本典以子(みやもと ていこ)水2 N313

目標
まとまった内容の抽象的な談話の流れが理解できるようになる。自分の考えを伝えることができるようになる。
内容
日本のドラマや映画を鑑賞し、「話しことば」を実践的に学ぶ。またドラマの内容やその後の展開、ドラマの評価などについて、アンケートシートに記入し意見交換する。
1~2週で1作品とするか、1作品を選んで第1話~最終話まで鑑賞するかは、1回目に協議して決定する。授業中に取り扱う語彙や表現は限られているので、その他の語彙、表現については自分で復習することが望ましい。
授業後に簡単な振り返りシート(自己評価、相互評価)を提出する。
テキスト
なし
成績評価方法
授業参加度50%、提出物50%