2018年度秋学期 全学留学生対象日本語科目シラバス

日本語1 総合B

谷部 弘子(やべ ひろこ)月4 N313

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものを総合的に理解し、意見や感想を交換できるようになる。
内容
あるテーマについて、異なる観点から資料やデータを用意し、問題提起をする。 4技能(読む・書く・聞く・話す)を総合的に用いて、自分が伝えたいことをクラスメートに伝え、また、クラスメートの発言を聞いて理解し、質問し、議論を深める練習をする。
テキスト
なし。新聞やニュース、映像作品などを素材として用いる。
成績評価方法
授業中の参加状況 30% 課題発表 30% レポート 40

日本語1 講読B1

横山 和子(よこやま かずこ)月3 N401

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
様々なジャンル(言語の役割、異文化理解、社会と個人との関係、豊かさと公害、日本人の宗教観、等)の文章を読む予定である。前半は教師の選んだ文章、後半は受講者が自ら選んだ文章をクラスで共有して読んでいく予定である。授業では、クラスメートとの意見交換を通して、他者の視点からお互いに学び合い文章をより正確に読むこと、さらに、文章で述べられている事柄に関して自分の意見をまとめることができるようになることを目指す。
*以上は、受講者の人数や関心によって、変更することがあります。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
出席・授業への積極性50% 課題(内容・日本語)50%

日本語1 講読B2

新谷 あゆり(しんや あゆり) 金4 N401

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
短編・長編小説を展開や結末を想像しながら読む。小説の結末を書く。語彙・表現を学習する。毎週漢字の読みのテストを行う。
テキスト
『阪急電車』有川 浩(ありかわ ひろ)(幻冬舎文庫 576円)
成績評価方法
出席率・積極性・平常点 30% 課題 30% テスト 40

日本語1 作文B1

桂 千佳子(かつら ちかこ)月2 N306

目標
大学生活を送るために必要と考えられる日本語表現を具体的に学び、様々な場面で適切に日本語を使用できる実践力を身につける。
内容
短いブックレポートを 2本書きながら、レポートに必要な表現を身につける。
テキスト
なし
成績評価方法
出席点30% 提出物50% 授業時の取り組み20%

日本語1 作文B2/日本語表現法D(ライティング)

北澤 尚(きたざわ たかし)木1 C103

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
留学生と大学生として必須な日本語表現力を養うための授業である。この授業では特に文章表現(書き言葉)を中心に取り上げる。具体的な内容は下記の「授業スケジュール」を参照すること。演習科目であるので、テキスト(教科書)を毎回使用する。また、テキストの一部分を授業外の課題にすることもあるので、履修者は必ずテキストを購入すること。
テキスト
第1回の授業時に指示する。
成績評価方法
平常点評価(毎回の授業時に課す学習課題) 40% 学期末レポート 60

日本語1 会話B1/日本語表現法B(口頭コミュニケーション)

齋藤 ひろみ(さいとう ひろみ)月1 S102

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
関心のあるテーマに関し、自分の考えを述べ、他者の意見を取り入れながら、ディスカッションを展開する力を高める。具体的には、次の 3点を目標とする。
・自分の意見や考えを根拠を示して述べる力を強化する。
・他者の考えを理解し、それに基づく自分の考えを再構成して建設的な意見を述べる力を高める。
・聞き手の理解や反応に応じて話し方に工夫をすることがえきるようになる。 上記の目標を達成するために、授業では次のような活動を行う。
・順番に担当を決め、新聞やネット上のニュースから自身の関心のあるテーマについて、話題提供を行う(準備は自宅で行う)。
・クラスでは、担当者から提案されたテーマについてディスカッションを行う。
・ディスカッションの内容についてのコメントを書く。
・書いたコメントを相互に交換しながら、新たに考えたことや気付いたことについて発表する。
・今日のディスカッションでの自身の発言内容や話し方について内省する。
テキスト
特に定めない
成績評価方法
授業中の参加状況 30% 課題 30% 発表 40%

日本語1 会話 B2

鈴木 美恵子(すずき みえこ)金2 N401

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
次のような練習を行う。
・複雑な事柄を詳しく説明し、それについて様々な角度から考えて裏付けのある意見を言う練習。
・場面や相手にふさわしい話し方の練習(扱うトピックは、クラスで話し合って決める)
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
授業への参加度50% 課題等50%

日本語1 会話 B3/日本語表現法F(プレゼンテーションⅡ)

南浦 涼介(みなみうら りょうすけ)火1 S107

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
・例えば、日本で食事をする時にご飯を食べる器を「茶碗」と言う。あの器には「お茶」を入れないのに、どうして「『茶』碗」なのか。……この問題は、日本人であってもなかなか答えることはできない。このように、私たちの日常には、「ふつうこうなのに,どうして?」という疑問がたくさんある。
・この授業では、こうした「生活の中で実はよくわからない謎」に焦点を当て、それを留学生同士で探求し、答えを見つけていきながら、それを日本人学生に向けたクイズにしていく。プレゼンテーションは、そのクイズの提示と解説をしていくことを通してプレゼンテーションの練習をする。
・「日本人」であってもわからないことを、留学生が考え、見つけ、発信していく中で、「日本人学生と留学生」の関係の逆転と新たな関係づくりを目指す。
この授業では、前半の最後と後半に、日本人学生に向けたプレゼンテーション活動(クイズ大会、ディスカッション大会)を行う。
そのために、授業では「問い」を自分たちで見つけ、その問いの答えを探求していく時間を取る。
「なぜ」「どうして」「どうしたらいいの」‥こうした「問い」は、日本人だから答えられるわけではない。それぞれ個人が考えていかなければならないものである。「問い」を「探求」していくこと。それをプレゼンしながら、一緒にいろいろな人と考えていくこと。この授業ではこれを大事にしていく。
テキスト
とくに事前に指定はしない。授業内で指示する。
成績評価方法
授業内課題30% 授業後の省察30% 期末課題40%

日本語 1  聴解B

林 亜友美(はやし あゆみ)金3 N402

目標
複雑で抽象的な談話の流れが聞き取れるようになる。
内容
生活の場面で現れる様々な音声(ニュース、講義、日常会話、アナウンスなど)を扱い、内容を理解するだけでなく、推測・応答の練習や、一度聞いた内容を自らの言葉で再構築する練習などを行う。そのほか学生のみなさんの声に応じた教材を取り上げることもある。毎週課題があるが、その際、自律的に学習する姿勢、自己分析する姿勢が強く求められる。
テキスト
プリントを配布します
成績評価方法
平常点(出席点、課題提出、授業態度)80% テスト20%

日本語1 文法 B

小池 恵己子(こいけ えみこ)木3 N207

目標
上級の文法項目を習得する。
内容
助詞、時間に関する表現、受け身、使役などを復習し、使い分けができるように練習する。それらの表現が実際にどのように使われているかを新聞の記事などで確認する。また、グループ活動を取り入れ、実際の文章から文法項目や文型、連語、慣用句などを抜き出して、自然な日本語を考察する。考察するだけでなく用例を示して、クラス全体で共有する。
テキスト
『日本語文法演習 時間を表す表現 ―テンス・アスペクト― 改訂版』、庵功雄・清水佳子、スリーエーネットワーク
成績評価方法
テスト40% 課題40% 授業への参加度・出席20%

日本語1 漢字B

岩崎 拓也(いわさき たくや)火2 N313

目標
1000字程度の漢字およびそれを使った語彙の運用力をつける。
内容
・今学期は奇数課(1・3・5・7・9・ 111315課)の中から5~6課を学ぶ。
・毎週「今週の漢字」として、①ある漢字についての自分なりの覚え方 ②新たに見つけた漢字、興味のある漢字について紹介する宿題がある。
・課ごとにクイズを行う。
・中間・期末に試験を行う。
テキスト
『Intermediate Kanji Book 漢字 1000 Plus, Vol.2』、プリント
成績評価方法
出席50% 参加度10% 定期試験40%

日本語 1 特別演習B(ドラマで学ぶ日本語)

宮本 典以子(みやもと ていこ)水2 N313

目標
まとまった内容の抽象的な談話の流れが理解できるようになる。自分の考えを伝えることができるようになる。
内容
ドラマや映画を鑑賞し、「話しことば」を実践的に学ぶ。作品の選定は原則としてアンケートをもとに協議して決定する。漢字・語彙・言語表現の学習はピア活動とする。毎回振り返りシートを提出する。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
提出物60% 授業参加度40%

日本語1 特別演習B(ビジネス)

福島 恵美子(ふくしま えみこ)木4 N313

目標
ビジネスに必要な日本語の表現を身につけ、日本語を使用するビジネス現場で求められるコミュニケーションの力を養う。
内容
ビジネスの現場で見られる少し複雑なコミュニケーションについて学習する。具体的には、業務を引継ぐ、謝絶する、トラブルを処理するなどである。また、ビジネス文書を書いたり、商品企画などのグループワークを行ったりもする。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
出席率・参加態度40% 課題(宿題を含む)20% テスト20% 発表20%