*2010年度秋学期 全学留学生対象日本語科目シラバス

2010年10月8日現在(プレースメントテスト後、一部に変更があるかもしれません。)
As of October 8, 2010 (There may be some changes in the schedule after the Placement Test.)

レベル1|レベル2レベル3

レベル1

日本語1総合 B

宮本 典以子(みやもと ていこ)金・4 C102

【目標 Aim】 「対談」の応答や内容の理解を通して総合的な日本語運用能力を身につける。

【内容 Course outline】雑誌等に掲載された「対談」を教材として、対話の際の適切な表現やストラテジーなど、コミュニケーションのコツを実践的に学びます。教材となる「対談」のプリントは、事前に配布。予習して参加することを期待します。復習小テストを数回行います。90分の授業の配分予定は以下の通り。

  1. 10分 「ディクテーション&ケア」または「小テスト」(ディクテーションの得点は成績には反映しない)
  2. 60分 「対談」の学習
  3. 20分 「対談」音読、視聴、または実践練習としての「ミニ対談」

【テキスト Textbook】なし。プリント配布。

【評価方法】出席20%、授業への参加度40%、小テスト40%

日本語1作文 B1(専門日本語・学術論文Ⅱ)

内田 紀子(うちだ のりこ)火・2 C103

【目標 Aim】複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。

【内容 Course outline】実践を通して論理的な文章とは何かを理解していきます。各自が文章を書き、その文章が論理的かどうか他者の目(授業受講者)を通して確認します。他者の文章を読むことで自らが書いた文章を見直し、客観的な視点で文章をとらえ直します。また、授業では、論理的な文章を書くために必要な文献の引用のし方を重点的に扱う予定です。

★この授業では文章を書き、読むことが基本になります。自分の考えを文章にし、他者が書いたものを誠実に読むなど、授業への積極的な参加を求めます。

【テキスト Textbook】特定のテキストは使用しない。(参考文献:浜田麻里他『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版、二通信子他『改訂版 留学生のための論理的な文章の書き方』スリーエーネットワーク)

【評価方法】出席20% 授業参加度20% 提出物30% レポート30%

日本語1作文 B2

伊能 裕晃(いのう ひろあき)月・4 C103

【目標 Aim】複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。

【内容 Course outline】自分の作文を自分で評価、推敲する力をつけるために、様々な練習を行う。作文を書くだけでなく、すでにある文章を修正する練習なども行う。また、これとは別に、作文に必要となる接続詞、副詞などの文法項目について、もう一度確認する練習も行う。

【テキスト Textbook】プリントを配布。

【評価方法】出席20% 宿題40% 期末テスト40%

日本語1講読 B1

桂 千佳子(かつら ちかこ)火・4 S301

【目標 Aim】複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。

【内容 Course outline】新聞、雑誌をはじめ、実際に出版されている本などから、受講者の希望などを参考に、いくつかのテーマについての複数の文章をとりあげて読んでいく。わかりにくい文型や文章構造、語彙、表現の解説を中心に進めていく。できるだけ多くの文章を読みたいので、漢字の読み方やわからない単語の意味などの予習をしてくるように。

【テキスト Textbook】プリント配布

【評価方法】2回実施するテストの平均点70%、出席点30%

日本語1講読 B2

斎藤 純男(さいとう よしお)木・5 N313

【目標 Aim】複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。

【内容 Course outline】さまざまなスタイルの文章を読んで、読解力を高める。

【テキスト Textbook】プリントを配布する。

【評価方法】テスト70% 出席と授業への取組み状況30%

日本語1会話 B1(専門日本語・学術発表Ⅱ)

齋藤 ひろみ(さいとう ひろみ)木・1 S405

【目標 Aim】複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。

【内容 Course outline】自分の関心に基づいて調べたことを、パワーポイントを利用してプレゼンテーションする。自身のプレゼンテーションの仕方をモニターすることを通して、より分かりやすく、インパクトのあるプレゼンテーションの方法(話し方や資料の示し方)を考える。

★履修学生は20名までとする。毎時間、テーマについて調べたり、パワーポイントデータを作成したりする課題が出される。

【テキスト Textbook】特定のテキストは使用しない。

【評価方法】出席20% 授業中の参加状況20% プレゼンテーション40% レポート20%

日本語1会話 B2

横山 和子(よこやま かずこ)月・5 N313

【目標 Aim】複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。

【内容 Course outline】年齢・性別・社会背景の異なる多様な日本人と“適切な”話し方ができるようになることを目的とし、インタビューを通して日本人の価値観を知り、相互理解を深める。さらに、インタビュー結果の報告・質疑応答・話し合いでの意見交換により、フォーマルな場で話すことができるようにする。

【テキスト Textbook】『インタビュープロジェクト』山下早代子・小川小百合、くろしお出版

【評価方法】授業への積極性20%、報告40%、話し手としてのハンドアウト20%、聞き手としてのメモ20%

日本語1文法 B1(専門日本語文法研究 Ⅱ)

北澤 尚(きたざわ たかし)金・2 C204

【目標 Aim】上級の文法項目を習得する。

【内容 Course outline】現代日本語の談話的特徴や待遇表現を広範に観察し、さらに、それらを体系的にとらえることができるように、テキストを読んでいく。ただし、単なる講読ではなく、私自身の考え方もプリントにして補助資料として配付し、小テストも行いつつ理解の定着をはかっていく予定である。

【テキスト Textbook】日本語記述文法研究会編(2009)『現代日本語文法 ⑦ 談話・待遇表現』くろしお出版(2800円+税)

【評価方法】毎月(11月、12月、1月)小テストを行う予定である(全体の評価の30%)。出席状況(全体の評価の10%)。学期末手テスト(全体の評価の60%)。

日本語1文法 B2

岡 智之(おか ともゆき)水・2 C103

【目標 Aim】上級の文法項目を習得する。

【内容 Course outline】敬語を中心とした待遇表現を学び、高度な運用能力を身につける。

【テキスト Textbook】小川誉子美・前田直子著『日本語文法演習 敬語を中心とした対人関係の表現−待遇表現−』スリーエーネットワーク

【評価方法】出席・平常点30%、課題20%、期末テスト50%

日本語1漢字 B

小西 円(こにし まどか)月・3 C103

【目標 Aim】1000字程度の漢字およびそれを使った語彙の運用力をつける。

【内容 Course outline】各専門分野に特徴的な漢字語の学習を通して語彙を広げていく。先学期に扱わなかった課を中心に、テキストの中から4~6つの課を選んで扱う予定である。課ごとに復習クイズを行う。

【テキスト Textbook】『Intermediate Kanji Book, Vol.2』凡人社

【評価方法】出席40%、各課の復習テスト20%、期末テスト30%、提出物(宿題)10%

日本語1聴解 B

荒巻 朋子(あらまき ともこ)火・1 N313

【目標 Aim】まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。

【内容 Course outline】聞き取りにくい音声などの基本的な練習からはじめ、大意をつかむ、必要な情報をつかむ、などタイプ別の聞き取りの練習をする。最終的には講義や講演、ニュースなどを聞き取る能力を養う。

【テキスト Textbook】プリントを配布する

【評価方法】出席、課題、授業への参加度、試験などから総合的に判断する。

日本語1特別演習 B(時事日本語)

郭 珍京(カク ジンキョン)木・3 C102

【目標 Aim】現代社会に対する理解を深めながら、ディスカッションなどの活動を行い、自分の考えを論理的に述べる力をつける。

【内容 Course outline】政治や経済など今の社会の出来事に関する文章やニュースを読み、聴き、内容を確認するとともに、そこによく用いられる表現と構造を学習する。

【テキスト Textbook】プリントを配布する。

【評価方法】出席・授業への参加度50%、レポート50%

日本語1特別演習 B(小説で学ぶ日本語)

笹目 実(ささめ みのる)金・1 N313

【目標 Aim】暗示的な意味も考えながら、長く複雑なテクストが理解できるようになる。

【内容 Course outline】新しい小説を読んでいく。

【テキスト Textbook】特になし

【評価方法】出席率、テスト

日本語1特別演習 B(ビジネス日本語)

福島 恵美子(ふくしま えみこ)木・4 C102

【目標 Aim】ビジネス場面における適切な表現が理解できるようになる。

【内容 Course outline】面接や電話応対など、ビジネス場面で見られる会話について話し合い、実践につながるような会話練習を行い、ビジネス・コミュニケーション能力を身につける。また、ビジネス場面で重要になる敬語についても学習する。

【テキスト Textbook】プリント配布

【評価方法】出席率30%、授業参加態度20%、会話30%、発表20%

日本語1・2 特別演習B(プロジェクト)

島田 めぐみ(しまだ めぐみ)谷部 弘子(やべ ひろこ)月・2 N313

【目標 Aim】日本人学生との話し合いやインタビュー活動を通して、日本語の総合的な運用能力を高める。

【内容 Course outline】日本人や日本に興味を持っている外国人にインタビューをする。授業では、インタビューの練習、インタビューの準備、インタビューのまとめ、発表などを日本人学生とともに行う。これらの活動をとおして、日本語能力を高めるとともに、日本やその他の国の文化・社会について理解を深める。

【テキスト Textbook】プリントを配布する。

【評価方法】出席率、授業への取り組み、発表、レポートを総合的に評価する。

★学部授業との合同授業です。日本人学生(30名)と留学生(25名前後)によるグループ作業をおこないますので、最後まで出席できることが条件です。

日本語1・2 発音B

斎藤 純男(さいとう よしお)火・5 N313

【目標 Aim】日本語らしいアクセント・イントネーションを身につける。

【内容 Course outline】アクセントとイントネーションの概要を学び、練習する。


【テキスト Textbook】プリントを配布する。

【評価方法】出席による。