注意!!  インフルエンザが流行しています

インフルエンザの典型的症状

 インフルエンザは通常のかぜと違い典型的には38℃以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・全身の倦怠感などが突然現われ、のどの痛み・咳・鼻汁などがこれに続きます。ほとんどの場合、約1週間で軽快しますが、重症化すると肺炎、脳炎・脳症などを起こすこともあります。普通のかぜに比べ全身症状が強いのが特徴です。これらの症状が見られたら、すぐに医療機関を受診することが大事です。正確な診断にはウイルス学的な裏付けが必要です。最近は、15分から20分でインフルエンザかどうかを簡単に検出するキットが市販されており、病院はもちろん、多くのクリニックで検査が可能です(ホケカンでは予算の関係上用意していません)。A型のみ判定できるもの、A型とB型が同時に判定できるものなどがあります。

原因ウイルスと感染経路

 インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があり、現在ヒトの間で流行している型は、A型のソ連型(H1N1亜型)・香港型(H3N2亜型)、B型の3タイプです。 

主な感染経路は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むこと(飛まつ感染)です。また、ウイルスが付着した手を介した感染(接触感染)もあります。

インフルエンザの治療

 頭痛、発熱、悪寒、咳、鼻づまりなの症状をおさえる対症療法と、抗インフルエンザ薬オセルタミビル(商品名:タミフル)などによる治療が中心です。治療については、医師の指示に従ってください。

予防のポイント

予防のポイントは「予防接種」「咳エチケット」「手洗い・うがいの励行」の3つです。

1)インフルエンザワクチンの接種

   ワクチンを接種することで、インフルエンザウイルスの感染を防止したり、発症や重症化を防ぐことが期待できます。
インフルエンザワクチンは接種からその効果が現れるまで通常2週間程かかり、効果は約5ヶ月間持続すると言われています。流行期が通常12月〜3月であることから、12月上旬までには接種をすませておくのがいいでしょう。

2)咳エチケット

  咳やくしゃみをする時はティッシュやマスクを口と鼻にあて、他の人に直接、飛まつがかからないようにしましょう。

1.せき・くしゃみの症状がある時はマスクをする

2.せき・くしゃみをする時は口と鼻をティッシュでおおう

3.せき・くしゃみをする時は周りの人から顔をそむける

 3)手洗い・うがいの励行

外から帰ったら、正しい手洗いやうがいを必ず行う。手洗いとうがいは、インフルエンザ以外の一般の風邪にも有効です。また、咳やくしゃみを手でおおったときにも手を洗いましょう。

感染症法・学校保健法との関係

インフルエンザによる出席停止の期間については、原則は「解熱した後二日を経過するまで。」です。

インフルエンザについてもっと知りたい方は

   → 国立感染症研究所 感染症情報センター

  http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/

追伸:週内にも「インフルエンザ流行開始」 国立感染症研 

国立感染症研究所(感染研)が全国約4700カ所の医療機関を対象に実施しているインフルエンザの定点調査で、患者数が11月17-23日の週に急増し流行の兆しを見せていることが2日、判明。今週中にも全国的な流行開始の指標「1医療機関当たり1人」に達するとみられ、感染研は予防接種などの対策を呼びかけている。

 11月17-23日に患者数2632人(1医療機関当たり0・56人)となり、前週の1459人(同0・31人)を大きく上回った。この時期としては、過去10年間で流行開始が最も早かった昨冬に次いで多い。

 都道府県別では、山梨が1医療機関当たり5・3人で突出。ほかは、島根2・5人、和歌山1・6人、兵庫、大阪1・5人--の順で関西地方中心に広がっている。年齢別では9歳までが約6割を占め、若年層が目立つ。

ウイルスの型はA香港型が約42%と最も多く、B型は約37%。

岡部信彦・感染研感染症情報センター長は「報告から発表まで約2週間かかるので、すでに全国で流行が始まっている可能性が高い」と話している。 




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