アルコールのお話

 飲み会シーズン到来!!飲みの席も増える人もいると思います。

 そこでちょっとお酒のマナーとアルコールについてお話します。

 【もちろん未成年者の飲酒は禁止されています!!】

アルハラ』って知ってる?

『アルハラ』[] 《アルコール・ハラスメントの略》 キャンパスライフガイドラインより

飲酒に関する相手の望まない言動であり、行為者が意図したか否かにかかわらず、それによって相手に何らかの不利益または不快感を与えることをいいます。アルコール・ハラスメントは、地位の上下関係や所属意識などを利用して行われたり、その他の様々な交流の中で生じたりします。大学においては、教職員と学生間あるいは教職員間でのアルコール・ハラスメントだけでなく、サークル活動において学生同士でも起こる場合があります。

アルコール・ハラスメントの例としては・・・

・飲酒の強要

上下関係、所属組織の伝統やしきたり、通過儀礼などといって心理的な圧力をかけ、暗黙のうちに、またははっきりとした言動(挑発、屈辱、不利益をほのめかすなど)によって、飲まざるを得ない状況に追い込む。

・イッキ飲ませ

飲酒の強要の1つであるが、場を盛り上げるために、イッキ飲み、早飲み競争、罰ゲームなどをさせる

「イッキ飲み」とは一息で飲み干すことを指す。

・酔いつぶし

予め酔いつぶすための用意(吐くための袋やバケツ、運び人など)をして飲み会を行う。逃れられない状況(複数名で取り囲んでゲームに勝つまで飲ませる、靴や携帯品を取り上げるなど)を設定して、何度も飲ませる。または、大量もしくは度の高いアルコールを早飲みさせる。相手を急性アルコール中毒に陥らせ、生命の危険にさらす傷害行為になる。

・飲めない人への配慮を欠くこと

本人の体質や健康状態、意向を無視して、しつこく飲み会に誘い、飲酒をすすめる。アルコールでないと偽って飲酒をさせようとして飲めないことを屈辱する。飲めないことを理由に、仕事をはずしたり、仕事上で嫌がらせをする。会席にアルコール以外の飲み物を用意しないことも含む。

・酔った上での迷惑行為

酔ってセクシュアル・ハラスメント行為をする、しつこく絡む、長々と説教をする、根拠なく批判する、けんかを売る、暴言を吐く、暴力をふるう、騒音を立てる、嘔吐して汚す、一人で盛り上がって酔いつぶれる。

・未成年者に飲酒をすすめること

未成年者飲酒禁止法で20歳未満の飲酒は禁止されている。また、上司や教職員は保護監督者として、未成年者の飲酒を制止する義務がある。

飲み会主催者・参加者の「5つの責任」

1 アルハラをなくすこと。飲酒にまつわる嫌がらせ・人権侵害をしない。飲めない人への配慮として、ノンアルコール飲料を用意すること。

2 吐く人を出さないこと。「吐けば大丈夫」という考え方は非常に危険であると認識する。限界以上に飲ませないよう心がけること。

3 酔いつぶれた人が出たら、介抱し、保護すること。決して放ったらかしにしてはいけない。必要に応じ医療機関を受診させるなどの対処をとること。

4 未成年者に飲酒させないこと。法律で禁止されている。20歳未満は身体が未発達なため、飲酒による影響が大きいということを忘れないこと。

5 車を運転する予定の人に飲酒させないこと。飲酒した人はもちろん、勧めた人も法的に罰せられる。飲酒運転が惨劇を生み出すことを理解する。

死をまねく飲み会の共通点とは?

     強い酒を短時間で飲ませる(イッキなどのコール・飲み比べ・回し飲み・罰ゲーム・かくし芸・祝い酒など)

     酔いつぶれた人を放置する

適正飲酒の10か条

笑いながら共に、楽しく飲もう

自分のペースでゆっくりと

食べながら飲む習慣を

自分の適量にとどめよう

週に二日は休肝日を

人に酒の無理強いをしない

薬と一緒に飲まない

強いアルコール飲料は薄めて

遅くても夜12時で切り上げよう

10

肝臓などの定期検査を

女性も気をつけて!!

女性は女性ホルモンの影響で、アルコールの害を受けやすいことを知っていますか?肝臓病やアルコール依存症になるリスクも高いことを是非知っていてください。

アルコールの強い人、弱い人

お酒に弱く、飲んでもすぐに顔が赤くなったりする人は、アルコールが変化する有害物質のアセトアルデヒドを分解する酵素(アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きが少ないといえます。日本人の約半数はALDHの働きが殆どないか、弱いためアセトアルデヒドが血中に溜まり、飲酒ですぐに赤くなったり、悪酔いの症状が出やすいです。このような人がアルコールの一気飲みをすると死亡する危険性もあります。

二日酔いはなぜ起きる?

 ひとえに飲みすぎが原因

二日酔いとは、飲みすぎた翌日の頭痛や胸焼けなどの不快な症状を指します。これは、アルコールを大量に摂取したため、肝細胞で有害物質アセトアルデヒドが充分に処理されないことによる急性の中毒症状。

二日酔い対策

 二日酔いはお酒の種類を問わず、アルコール量(純アルコール量)の摂り過ぎによって起こります。だから予防策は『飲みすぎない』ことです。これが難しい場合は、夜11時を過ぎたら強いお酒を避け、ウィスキーなどは水割りに。また、色々なお酒を代わる代わる飲む『チャンポン』は、日頃のペースを失い、飲みすぎになりやすいため控えたほうが賢明です。

二日酔いになってしまったら

 飲んだアルコールが分解されるまで時間がかかるので、たっぷり睡眠をとるようにします。また、アセトアルデヒドの分解に役立つ糖分やビタミンCを含んだ果物などを摂るのもいいでしょう。なお『迎え酒』はアルコールの麻酔作用による一時的なごまかしにすぎません。そればかりか、アルコール依存症に一歩入っていると考えられます。絶対にやめましょう。

肝臓とアルコール

肝臓の働き

 代謝機能として、糖質、タンパク質、脂肪などの合成や分解をする仕事をしています。排泄機能では脂肪を消化する消化液(胆汁)を作り、胆管から十二指腸に排出する仕事をしています。そして解毒機能としては、薬物や食物に含まれている人体に有害な物質を解毒・分解し処理する仕事もしています。

このうち解毒機能がアルコールの分解に関わる部分です。肝臓はアルコールの分解で生じる有害なアセトアルデヒドを酸化させることによって、無害な酢酸に変えて体内に排出させる働きをもっています。

アルコールが原因と言われる障害

急性影響

<急性アルコール中毒>

・中枢神経をマヒさせ、死に至ることもある。

<人格の変化>

・自制心を失い、暴力的・衝動的になる。

<血圧の急激な変化>

・自律神経に影響を与え、血圧が急激に上昇。

<乳幼児への影響>

    母体にアルコールが溶け込み乳幼児にも害が及ぶ。

慢性影響

<アルコール依存症>

・アルコール中心の生活になる。

10代の飲酒>

・アルコール依存症になりやすい。

・脳細胞の破壊を加速する。

<脳>

・学習能力・集中力の低下。

・物忘れが激しくなる。

<心臓>

・心拍数が増え、負担が大きくなる。

アルコールは心臓病を予防する善玉コレステロールの量を抑え、悪玉コレステロールを増やす作用がある。

<消化器>

・口に近いところからただれ、炎症やガン。

・胃壁がただれ、胃炎や胃潰瘍になる。

・小腸、大腸の栄養の吸収が悪くなる。カルシウムが不足する。

<胎児性アルコール症候群=妊婦がアルコール摂取で起こる赤ちゃんの障害>

・妊娠中の飲酒が原因で、さまざまな奇形をともなう。

・知能発達の遅延の可能性が高くなる。

・発育が悪い、皮膚や関節の異常、近視や斜視、心臓の病気、注意力がない、記憶力が低いなど。

<痛風>

・ビールなどに含まれるプリン体が血清尿酸値を高くし、発作や足親指の関節が腫れ痛みがある。

<栄養障害>

・食事はつまみ程度になるため栄養が充分でなくビタミンやエネルギー不足に陥る。

<女性疾患>

・ホルモンバランスが崩れ生理不順、不妊にもつながりやすい。


<急性肝炎>
・ウィルスやアルコールなどが原因で発症する急性の肝障害。初期症状は全身倦怠感、脱力感、食欲不振など、風邪や胃腸障害のときの症状と変わらないため、黄疸が出現して顔や手足が黄色くなるまで気付かないことがあります。急性肝炎が急速に悪化すると、劇症肝炎という重症肝炎に陥って死亡する場合もあります。

<皮膚>

・老化を促進する。

<喫煙と飲酒>

・飲酒をすることにより、喫煙本数も増加する。

・ガン(特に食道ガン)の発生を促進する。

<体力の低下>
    疲れやすくなる。

肝臓は沈黙の臓器

アルコールは体内に入ると肝臓内で酵素によって分解されるのですが、大量のアルコールや毎日毎日アルコールが送られてくると分解する処理能力が追いつかなくなります。すると肝臓に脂肪がたまると(脂肪肝)肝臓自体の機能がはたせなくなります。慢性肝炎や炎症がすすむと肝硬変になります。しかし、初期は症状が現れません。進行すると食欲不振やだるさ、吐き気、黄疸が出てきます。しかし、食欲不振などはとかく見過ごしがちになってしまいますので、お酒を飲む人は自分の体調をしっかりわかっておくことが大切です。

肝臓に優しい食べ物

肝臓は私たちが食べた物から、消化吸収した栄養素を体が使える形に処理してくれます。アルコールの分解機能も行う臓器なので、お酒を飲む人は肝臓の働きを活発にしておくことが大切です。そこで肝臓の働きを助ける要素を含む食べ物を紹介します。

『ウコン』

ウコンに含まれる「クルクミン※参照」という成分が消化液となる胆汁の分泌を促して肝臓の働きを活発にする。

※ウコンとは、ショウガ科に属する多年草植物です。ウコンに含まれるクルクミンは肝機能を強化し胆汁分泌を促進したり利尿作用があるため、胆炎などの肝機能障害に有効な成分です。現在は手軽に摂取できる錠剤タイプや液体タイプなどがあります。

『大豆』 

大豆に含まれる良質のたんぱく質は必須アミノ酸を多く含み、弱った肝臓の修復、再生に効果を発揮する。

『牛乳』 

二日酔いに良いと言われる牛乳は良質のたんぱく質で、弱った肝臓の修復、再生を行ってくれる。

『しじみの味噌汁』 

たんぱく質は多くはないが、たんぱく質の質が良いと言われている。また、消化液となる胆汁の分泌を促し、肝臓の機能を活発にします。また、ビタミンB2、B12、カルシウム、リン、鉄を含み脂肪が少ないので、肝臓への負担も少ない優しい食べ物です。

お酒を飲む際に注意すること

アルコールに弱い人はお酒は飲まないようにすべきですが、一方でお酒は気分をリラックスさせ、人間関係をやわらげます。また仕事をスムーズに運ぶ道具となることもあり、社会生活を豊かにする面もあります。健康で長くお酒を楽しみたいなら、自分自身で決まりごとを決めてアルコールライフを楽しみましょう。

空腹では飲まない!

胃への刺激が強い。お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃の粘膜が保護されます。

短時間での飲酒は割避ける!

適量を守って飲みましょう。1日に160kcal=(日本酒1合、中ビール1本程度)

食事と一緒に!

栄養のあるたんぱく質、ミネラルビタミンなどを含んだものと一緒に摂りましょう。

 


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