東京学芸大学警務員服務規則を次のとおり制定する。

  昭和42年5月20日
                  東京学芸大学長
                    高 坂 正 顕


昭和42年規則第4号
   東京学芸大学警務員服務規則
 (総則)
第1条 警務員は,会計課長の指揮監督を受けて,門衛および巡視の勤務に従事す
 る。
第2条 警務員は,勤務中は常に火気,盗難に格別の注意をはらい,みだりに勤務 
 の場所を離れ,または睡眠等により勤務を怠つてはならない。
第3条 警務員は,常に容儀を正しくし,来訪者等に対する応接には懇切を旨とし 
 なければならない。
第4条 警務員は,常に学内の状況を熟知し,消火器,消火栓,電話等の位置およ 
 び取扱いの方法を心得ておかなければならない。
第5条 警務員は,勤務中の事項を詳細に「警務日誌」に記載し,監督者の検印を 
 受けるとともに,必要事項は必ず次番者に申し送らなければならない。
 (勤務時間の割り振り)
第6条 警務員の勤務時間の割り振りについては,別に定める。
 (門衛勤務)
第7条 門衛の勤務を命ぜられた者(以下「門衛勤務者」という。)は,守衛所に 
 あつて警備および取締に従事するとともに,各室扉のかぎを保管する。
第8条 門衛勤務者は,来訪者への応答はすべて窓口で行い,係員および関係者以 
 外の者をみだりに守衛所内に立入らせてはならない。
第9条 門衛勤務者は,正門または通用門の出入者で,その挙動不審と認められる 
 者があつたときは,氏名用件等を尋ね,なお疑わしいときは守衛長または上席者
 に報告し,必要な場合には会計課長または当直者に連絡して,その指示を受けな
 ければならない。
 (巡視勤務)
第10条 巡視の勤務を命ぜられた者(以下「巡視勤務者」という。)は,別に定 
 める箇所を巡視し,庁舎の内外および各室の防火施設の点検を行うほか,学内全
 般の警備および取締に従事する。
第11条 巡視勤務者は,前条のほか,会計課長または当直者から特別の巡視箇所
 または特に警戒範囲の指示を受けたときは,その指示によつて巡視しなければな
 らない。
第12条 巡視勤務者は,巡視中は特に次の各号に定める事項に注意し,異常を認 
 めたときは,臨機の措置をとるとともに守衛長または上席者に報告し,必要な場
 合には会計課長または当直者に連絡して,その指示を受けなければならない。
 (1) 挙動不審者の有無
 (2) 火災の危険箇所の有無
 (3) 各室工作物の異常の有無
 (4) 建物の破損及び危険箇所の有無
 (5) 窓の開閉,戸締不完全な箇所の有無
 (6) 電気,水道およびガス等の不要消耗箇所の有無
 (7) 非常用具類の整備の有無
第13条 巡視勤務者は,巡視中挙動不審と認められる者があつた場合は,氏名, 
 用件等を尋ね,これを取調べる必要があるときは,同行を求めて守衛長または上
 席者に報告し,必要な場合には主計課長または当直者に連絡して,その指示を受 
 けなければならない。
 (非常事態の措置)
第14条 警務員は,勤務中出火その他の非常事態が発生したときは,臨機の措置 
 をとるとともに,直ちに主計課長または当直者に連絡するほか,各通用門を厳重
 に警戒し,本学職員又は消防関係公務員その他特に必要ある者のほか,通行を禁 
 止しなければならない。
第15条 警務員は,前各条に定めるほか必要事項は,その都度会計課長の指示を
 受け,誠心誠意勤務に服さなければならない。

   附 則
 この規則は,公布の日から施行する。