東アジア教員養成国際コンソーシアム加盟校
大学生招聘交流事業

 本事業は東アジアの教員養成系大学に在学する大学生が東日本大震災の被災地を訪問し、ボランティアや教育支援に携わることにより東アジアの大学生間の交流を促進するとともに、大震災の経験を海外へ伝えるため実施された。
 東京学芸大学国際戦略推進本部は平成25年度文部科学省スポーツ青少年局「青少年教育施設を活用した国際交流事業」に選定され、「東アジア教員養成国際コンソーシアム加盟校大学生招聘交流事業~東日本大震災被災地の教育支援ボランティア~」を平成25年10月8日~16日と10月19日~10月27日の2回にわたり招聘交流事業を実施した。第1回36名、第2回37名の合計73名の大学生・大学院生が参加した(日本人学生43名、中国・韓国学生30名)。日本人学生は43名の内、10名は大阪教育大学の学生であり、残り33名が本学の学生である。中国人参加者は主に北京師範大学、華東師範大学からの参加者であり、韓国人参加者は主にソウル教育大学校からの参加者である。これらの大学はいずれも東アジア教員養成国際コンソーシアム事業の運営委員会大学である。
今回、本事業は国立花山青少年自然の家、小金井市教育委員会、国際ソロプチミスト東京―小金井、大阪教育大学及び本学の5つの異なる団体が企画委員会を組織し、招聘・派遣事業を実施した。2回の企画委員会ではプログラムの質向上に向けた提言がなされ、活動に活かしている。
招聘事業では、宮城県の国立花山青少年自然の家を拠点に、被災地の視察、仮設住宅の訪問、栗原市・登米市の小中学校の授業参観・小中学生との交流、防災キャンプ、日本文化体験などの活動を進めた。
 派遣事業は平成25年12月9日~12月14日の期間、中国・北京市と唐山市において実施された。招聘事業に参加した日本人学生の中から10名の学生を募り、北京派遣を行った。現地では地震と防災に関する講義を受けるともに、唐山大地震の経験を学ぶため現地を訪問、北京師範大学附属小学校では授業参観、施設見学を行った。そのほか中国文化体験、スポーツ・歴文化体験を通じて中国に対する理解を深めた。

 活動の概要は下記の報告書をご覧下さい。
 東アジア教員養成国際コンソーシアム加盟校大学生招聘交流事業
      ~東日本大震災被災地の教育支援ボランティア~