ご案内

日本教師教育学会は、1991年の創設当初より「教師あるいは教職という概念を、たんに学校教育に直接携わっている人々だけに限定して理解すべきではない」と捉え、「社会教育や社会福祉事業に従事する人々をも含めた広い意味での教師、いわば、教育専門家の育成」に関して「教師教育をめぐるさまざまな視野からの総合的な研究」(設立趣旨)を行うべく研究活動を展開してきました。


この趣旨は、その後の教育課題の多様化や、これに伴う教師の多忙化といった情況が深刻になってきたことを背景に「チーム学校」(教員と多様な専門性を持つ職員が一つのチームとして、それぞれの専門性を生かして、連携、協働すること )が政策的に打ち出されるに至る動向を、図らずも先取りしていたといえます。


では、本学会がこれまで行ってきた研究活動は、実際に「広い意味での教師、いわば教育専門家」のありようをどのように、どれだけ視野に収めてきたのでしょうか。「チーム学校」の担い手のあり方が実際に問われる中で、本学会の研究活動がそれに裏打ちを与えることがどれだけできているのでしょうか。まずはそうした点が問い直されるべきではないかと,そう考えることもできます。


本学会が創設されて以降、教師教育のありようをめぐっては、実践面においても政策面においても様々に新たな課題が生じています。当然のことながら、それらは学校教育をめぐる同時代的な課題を背景としています。そうした新たな課題を教師教育研究の文脈に乗せる方法はどうあるべきか、という問いもまた、本学会で共有すべきものではないでしょうか。


「教育の総合大学」を謳う東京学芸大学で17年ぶりに本学会の研究大会が開催されるこの機会に、大会実行委員会としては今一度、教師教育研究のありようを問い直す場を設け、会員諸氏の積極的な参画を期待したいと考えています。

プログラム

9/28(金)
年報編集委員会,理事会,大会校企画(1)授業公開(附属小金井小学校)

9/29(土)
自由研究発表,研究推進・若手交流支援企画,大会校企画(2)(3)(4),課題研究,情報交換会

9/30(日)
自由研究発表,公開シンポジウム,ラウンドテーブル


【NEW!】プログラム掲載(9/12掲載)
ダウンロードはこちら(PDF)

自由研究発表
各分科会での個人発表は一件あたり30分(発表20分・質疑応答10分),共同研究発表(口頭発表者が2名以上の場合)は一件あたり50分(発表35分・質疑応答15分)です。各発表の終了後、全体討議の時間があります。

ポスターセッション
9月30日の午前中(9:00~12:00)に設定します。ポスター掲示板を用意します。

ラウンドテーブル
9月30日(日)16:30~18:00に、ラウンドテーブルを設定します。会員相互間で、文字通りテーブルを囲んでざっくばらんな意見交換を行うべく、机椅子可動の教室を用意します。

大会校企画

  • [企画1]
    附属小金井小学校の
    授業公開

    9月28日(金)午後   附属小金井小学校(教育実習中)での授業参観を計画しています。
    教育実習の状況にも依存しますので,日程等がはっきりしたらwebサイト等でご連絡さしあげます。
    東京学芸大学では,3年次学生の教育実地研究Ⅰを附属学校で行います。 準備の都合がありますので,参観ご希望の方は下記につきよろしくお願いいたします。


    事前申し込み
    9月21日(金)17時までに下記アドレス宛にメールでお申し込みください。
    申し込み先
    shinya10★u-gakugei.ac.jp(自然科学系 太田伸也:★を@に変えてお送りください)

    集合時刻と場所   
    9月28日(金)当日の午後に附属小金井小学校玄関前にお集まりいただく予定です。
    集合時刻等については,9月21日以降にご連絡申し上げます。

  • [企画2]
    「対話型模擬授業検討会」の実演と
    それをめぐって

    単に模擬授業のやり方の工夫といったことにとどまるものではなく、授業のリフレクションのあり方、授業をめぐる対話のあり方の変革を目論む,東京学芸大学教職大学院の「対話型模擬授業検討会」の取り組み。
    本セッションでは院生らがそれを実演し、それをふまえて、これをめぐるディスカッションを行う予定です。

    話題提供者
    渡辺 貴裕(東京学芸大学)  
    矢嶋 昭雄(東京学芸大学)   
    岩瀬 直樹(軽井沢風越学園、元東京学芸大学)   
    武田 信子(武蔵大学)   
    佐々木 宏(東京都立日野台高等学校)

  • [企画3]
    社会の変化と子どもの多様性に見る
    教師教育への期待

    社会の変化、複雑化に伴う子どもの多様な現実に、教育はどのように向かい合っていくのでしょうか。
    本企画では、学校教育における教師と教育支援者との連携事例から、そこでの成果や課題について検討します。教師教育関係者と教育支援関係者の自由な議論を通して「チーム学校」への期待と問題点を議論し、これからの教師教育について考えてみたいと思います。


    話題提供者
    大竹美登利(東京学芸大学名誉教授)
    坂井 俊樹(開智国際大学教育学部) 
    新崎 国広(大阪教育大学)
    加瀬  進(東京学芸大学)
    君塚 仁彦(東京学芸大学)

  • [企画4]
    外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修の現在、そして、これから

    近年の在留外国人の増加と国籍・地域等の変化に伴い、日本語指導が必要とされる外国人児童生徒等も増加が見られます。
    本企画では,日本語教育学会が文部科学省から委託を受けた「外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業」の実施者から本事業に関する報告を行います。
    それを通して,教員養成・研修における「外国人児童生徒等教育」のための資質・能力とその養成に関し、地域の支援者との連携の必要性や、教師のキャリア形成という視点から検討します。
    文化的多様性に向き合う経験が、教師や教育現場にどのような成長をもたらすのか、また、その成長のために、本モデルプログラムには何が求められるのかを議論します。

    話題提供者
    市瀬智紀(宮城教育大学)・伊東祐郎(東京外国語大学)
    齋藤ひろみ(東京学芸大学)・浜田麻里(京都教育大学)
    各務真弓(可児市国際交流協会)

    ディスカッサント
    山崎準二(学習院大学)

公開シンポジウム
「教師教育研究の射程を問い直す」

大会テーマ「教師教育研究の射程を問い直す」についての公開シンポジウムを開催します。非会員の方でも参加が可能です。
〈日時〉 2018年9月30日(日) 13:00~16:00
〈場所〉 東京学芸大学 南講義棟 S410教室


話題提供者
無藤 隆(白梅学園大学)  
松田 恵示(東京学芸大学)  
百合田 真樹人(教職員支援機構)  
指定討論者   
高野 和子(明治大学・日本教師教育学会会長)   
コーディネーター   
岩田 康之(東京学芸大学)

課題研究

課題研究Ⅰ 教師教育研究の成果と課題の検討
司会
山崎 準二(学習院大学)
報告者
高野 貴大(筑波大学大学院・院生,日本学術振興会特別研究員)
望月 耕太(神奈川大学)
浜田 博文(筑波大学)


課題研究Ⅱ 教師教育における社会的公正の観点と課題
司会
吉岡 真佐樹(京都府立大学)
佐藤 千津(国際基督教大学)
報告者
佐藤 仁(福岡大学)
百合田 真樹人(独立行政法人教職員支援機構)
北田 佳子(埼玉大学)


課題研究Ⅲ 「教育学部」の30年:事例に学ぶ
司会
船寄 俊雄(神戸大学)
岩田 康之(東京学芸大学)
報告者
岩田 康之(東京学芸大学)
岡野 勉(新潟大学)
長尾 彰夫(元・大阪教育大学)


特別課題研究 防災・安全教育を教員養成・研修において考える
報告者および講師
徳水 博志(石巻市立雄勝小学校元教諭,(一社)雄勝花物語 共同体表他)
室崎 益輝(兵庫県立大学減災復興政策研究科科長)

研究推進・若手交流支援企画

教師教育の実践と研究(3) 教科固有の教師の力量形成を考える
企画者
鹿毛 雅治(慶應義塾大学)
高旗 浩志(岡山大学)
前田 一男(立教大学)
沖奈 保子(東京都立国際高等学校)
小田 郁予(東京大学[大学院生])
早坂 めぐみ(秋草学園短期大学)
望月 耕太(神奈川大学)
渡邉 巧(広島大学)

情報交換会(懇親会)

29日18:15~20:00に、学内の食堂にて、情報交換会(懇親会)を開催する予定です。参加をお待ちしております。

発表申込

発表の申込(締切 6月11日)
締め切りを終えました。

発表要旨集原稿の送付(締切 8月20日)
執筆要領はこちら(PDF)
自由研究発表・ポスターセッション発表要旨集テンプレートはこちら(Word)
ラウンドテーブル発表要旨集テンプレートはこちら(Word)

※発表要旨集はメールに添付して送付ください

・件名:教師教育学会要旨集送付(代表者お名前)
・ファイル名:要旨集原稿(代表者お名前)

事前参加申込のご案内

事前参加申込にご協力ください(締切 9月14日(金))
指定口座
三菱UFJ銀行小金井支店 普通預金0418994 名義:岩田康之(イワタヤスユキ)

事前払い込みとして割引対象になります。

事前参加申込の振込は、会員ご本人の名義でお願いいたします。
会員ご本人の名義でない場合(所属機関からの振込など)、非会員の方の事前参加申込の場合は、大会実行委員会事務局宛にご一報ください

それ以降は当日に受付でお支払い願います。

アクセス