鎌田研究の紹介

何をしているの?

よい授業づくりには、高い指導技術とすぐれた教材の両方が不可欠です。いくら教え方の上手な先生でも教材の準備が不十分ではよい授業はできません。逆にいくら立派な教材があっても、それを上手に使いこなせなければ、やはりよい授業にはなりません。
理科で「教材」と言うと、まず実験教材や観察教材が思い浮かびますが、これ以外にも近年では、学習者の製作活動を取り入れたものづくり教材や、IT技術を使った映像教材なども重視されています。
鎌田研究室では、主に小学校や中学校の理科(特に化学や物理分野)の授業で使用することのできる、新しい教材や教具の開発、さらにはその活用方法の研究に取り組んでいます

なぜ新しい教材が必要なの?

昔からずっと使われている教材にも優れたものはたくさんありますが、気をつけないと、教材そのものが学習者の日常生活と乖離していることが少なくありません。たとえば、アナログ式の電流計や電圧計に見られるメーターなどは、学校の理科室の外で見ることができません。
また、昔と違って、今では日常生活で使用する電化製品などのほとんどがブラックボックスになっているため、学習者がそのメカニズムに着目することも難しくなっています。このような状況の中で、理科には時代に合った教材が必要になってきます。新しい教材を考え出すためには、若い人の斬新な発想が必要です。みなさんも、今の時代に合った新しい教材の開発にぜひ挑戦してみてください

ここを卒業すると?

鎌田研究室を卒業した学生・大学院生の多くは小学校の教員になっていますが、中学校や高等学校の教員、あるいは企業に就職する人もいます。
卒業研究では、ゼロからスタートして、試行錯誤を繰り返しながら形のあるもの(教材)を作り、そしてそれを実際に子どもたちに使ってもらい、その効果を評価するといった一連の流れを経験してもらいます。 研究を進める中では大変なことも少なくありませんが、ここで経験したことは、教員になったときはもちろん、そうでないときも必ず役立つはずです。

 

新着情報

 

2015年4月30日
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