守りたい美しい鵜原湾

鵜原湾と至楽荘生活は永久に不滅です


朝礼での体操(3年至楽荘生活、2011.6.30)

 2011年6~7月にかけて、3,5,6年生の至楽荘生活を実施しました。
 5年生は台風の直撃に遭い、当初の予定よりも3日早く帰京という残念な結果になりましたが、3,6年生は充実した生活を行うことができました。
 今年度は、福島第1原子力発電所からの放射能漏れ、地震による津波の発生等が心配され、一時は至楽荘生活の実施が危ぶまれました。しかし私たち教職員は、本校の教育目標(明るく思いやりのある子、強くたくましい子、深く考える子)を達成するためには、至楽荘生活の実施は必要不可欠であると考えました。そこで実施の方向が決まったあとは、海の安全に関する情報の入手、本校独自の放射線量測定等を行い、関係者の不安や心配を解消することにより実施にこぎつけることができました。
 また、実施にあたっては、保護者の方々をはじめ、同窓会、関係機関からの多大なご協力、ご支援をいただきました。改めまして今年度の生活実施を支えてくださったすべての皆様に、深く感謝を申し上げます。



背中に思いを乗せて(6年生)




 3年生の生活は、6月29日に始まりました。荘に到着後、開荘式を終えると、子どもたちは避難訓練を兼ねて大木台まで歩きました。大木台は、海抜30mを超える高台にあります。至楽荘から徒歩で約15分です。この付近は、三島由紀夫の短編小説「岬にて」の舞台にもなったところです。



 
大木台から下ると、子どもたちは鵜原湾で「水遊び」と「半身浴」を行いました。海水は温かく、泳ぐことができそうな状態でした。子どもたちは群れで泳ぐたくさんのボラを、波打ち際で観察することができました。



 
砂ガニ(正式名称はキンセンガニ)をつかまえて遊んでいます。砂ガニなので、すぐに砂に潜ろうとします。




 2日目(6月30日)は、いよいよ勝浦海中公園での磯観察です。大潮のためコンディションは最高です。早く採集に行きたいけど、その前に自然観察員の方と学年の先生から大切なお話や注意をうかがいます。




 潮だまりでは、きれいなハコフグが私たちを出迎えてくれました。そのほかには、マダコ、アメフラシ、カニ、エビ、ナマコ、ウツボ等を観察することができました。勇気ある青山先生は、何と体長1m近いウツボをゲットしました。




 最終日(7月1日)は、バスに乗って鴨川シーワールドへ行きました。グループ行動をして、イルカ、シャチ、アシカのショー等を楽しんでから、東京に帰りました。見学の途中では、いたずらイルカに水をかけられてしまいました。




至楽荘生活は「海の学校」です


 至楽荘生活は、小金井小の「海の学校」です。今年の6年生の生活でも、水泳だけでなく様々なプログラムが用意されていました。教室を小金井から鵜原に移して、大自然の中で教育活動が展開されました。

俳句の学習(国語)   ~  成家雅史 先生
房総の歴史(社会)   ~   齊藤和貴 先生
星の学習(理科)     ~  松田暢元 先生
みんなで歌おう(音楽) ~  松岡 仁 先生
遠泳の話(体育)     ~  塚本博則 先生
ビーチファイヤー     ~  教師と児童全体




こと座の劇「オルフェイスとエウリュディケ」(理科の学習)




 7月27日の午後、A1~3班のみごとな大遠泳が行われました。翌日には、A4~6班、B1、2とC班の大遠泳も無事に終了しました。感動のゴール場面です。







C班のブイ外練習。時計回りにブイを出て浜に戻ります。3列が上手にできています。




水泳主任の塚本先生と船頭頭の鈴木さんの船です。5艘の中では要の船です。




 今年も、管理人をはじめとする地元の方々、船頭さん、ライフセーバーさん、お医者様、看護師さん等、多くの方にご協力いただき、生活を終えることができました。5年生は残念な結果となりましたが、昭和9年から続いている至楽荘生活に新たな1ページを加えることができました。改めまして、お世話になりました皆様に深く感謝を申し上げます。



東京学芸大学附属小金井小学校・鵜原の美しい自然を守る会(2011.8.8)