前回の企画展をご覧いただいた企業の方から「今度、お店で企画展示をしてみませんか？」とのお誘いを受けた。これが契機となり、麻の販売業者「遊・中川」さんとのコラボレーションが実現した。「春の新生活を彩る麻を活かした雑貨作り」をテーマに、学芸大の学生を中心に他大学の学生、さらに社会人も加わり、総勢40名が集まった。参加者のほとんどが「麻」素材を扱うのは初めて。そこで「遊・中川」さんのご好意で、事前のレクチャー会も開催された。私は、文庫、のれん、ミニ掛け軸、ブックカバー等を制作。なれない素材に苦戦しながらも、「麻」の風合いを活かした作品が完成した。一般のお客さんを相手に「売れるモノ」を作る難しさを実体験することができた。