本教材は,「幸福度指標」を例にし,幸せを測るための“ものさし”について批判的に考えていくものである。「幸福度指標」は,総計132の指標からなり,幸福度を多面的にとらえようとしている。しかしながら,指標をよく見てみると,“幸せを測る”ために本当に必要かどうかを考えさせられるものも少なくない。幸せを測るために,今ある指標が妥当であるか,それで十分であるのかなどを考える活動が教材の核となる。