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小金井市 SSW ニュース 8号
子供が育つ・きずなを結ぶ

小金井市SSW協議会

 小金井市の学校教育の未来のために策定された「明日の小金井教育プラン」は、教育に関する課題を重点的に取り組むべき施策について、5年後(平成28年度)の目標を見据えた中期的な計画です。「小金井らしさの醸成」「知育・徳育・体育の推進」「教育環境の整備」の3つの視点をもとに、17の取組を掲げ、それぞれの取組に1つから5つ、合計38の重点施策が示されております。スクールソーシャルワーカーが「教育環境の整備」に登場していますのでご紹介します。

≪抜 粋≫

3 教育環境の整備 (16)教育相談・適応指導(P43)
不登校等の課題に対応するため、スクールカウンセラーの派遣など学校の相談機能を充実させ、教育相談所やもくせい教室等、相談機関との連携を深め、心の問題の解決を図ります。

【重点施策②】スクールソーシャルワーカーの派遣(指導室)A
いじめ・不登校や虐待が疑われる児童・生徒及び問題行動傾向のある児童・生徒等への 指導充実を図るために、専門的な資格をもつスクールソーシャルワーカーを派遣し、家庭や関係機関との連絡調整を行います。

 

23年度 24年度 25年度 26年度 27年度
試行 試行 試行 試行 試行

※この教育プラン実現のためには、「学校関係者をはじめとして、保護者、地域、関係団体などの理解と協力が必要」とされています。


 IBAアプローチを使った問題解決までのステップ③「目標を行動レベルで記述する」  ステップ②では、子供の強みをできるだけたくさんあげました。次は、子供の問題に対して、子供の長所、強み、持っている力、良好な関係者など(リソースと言います)を踏まえて達成可能な目標を設定します。さて、ヒロシの問題行動に対して、どんな目標設定をすることができるのでしょう・・・

 会議の結果、ヒロシの行動でまず改善しなければならないこととして、①「担任の先生が注意すると、ヒロシは物をつかみ、先生に向けて投げる」ことと、②「ヒロシとその友人は、先生に「謝れ」「土下座しろ」「死ね」と罵る」ことの2つに決め、この問題に対する解決可能な目標のアイデアを抽象的な表現を避けて具体的に参加者で出し合いました。

担任の先生が注意すると、ヒロシは黙って話しを聴くことができる。
担任の先生が注意すると、ヒロシは「すみませんでした」と謝ることができる。
担任の先生が注意する前に理由を聞くと、ヒロシは自分の気持ちを言葉で表現することができる。
ヒロシとその友人は先生と対等な関係でコミュニケーションを取ることができる。
ヒロシとその友人は先生と一緒に楽しく遊ぶことができる。
ヒロシとその友人は、先生の話を静かに聴くことができる。

 ①では、ヒロシが語彙力を伸ばすためにも、自分の気持ちを言葉で表現できるようになるのは望ましいことだということになり、3つ目を目標にすることにしました。

 ②では、先生を罵る「冷たい関係」よりも、一緒に楽しく遊ぶことができる「あたたかい関係」を目指そうということになり、2つ目が支持されました。

 ヒロシは小学5年生であり、家庭の事情も複雑なようです。大人になるにはまだ幼く、甘えられる大人が必要です。また、彼は前担任の先生に家庭の事情を話せる力を持っていました。それは、複雑な家庭環境であっても、大人とのあたたかい関係を作れる力があるという可能性を示しています。

 こういったヒロシのよいところを参考にしながら、ヒロシの行動が上記のように変化することはできるだろうと、参加者たちは彼の力を信じて、かかわり方を変えることを決意しました。これはとても大きな決断です。問題行動を起こし、周りに迷惑ばかりかける子を再び信じるというのはなかなか大変なことかもしれません。参加者の中にはしぶしぶながらの人もいました。しかし、参加者は全員、それだけ問題は深刻で、一人で対応できるほどのものでもないこともわかっていたので、ヒロシの力を信じることから始めたのです。   つづく

 


 

SSWコラム

 梅雨明けを迎え、蒸し暑い日がやってきた!と思ったら、台風がやってきて・・・我が家は、窓を開けたり閉めたり、クーラーをつけたり消したり落ち着きません。そんななか今年の夏は何をしようと考え、「日焼けを気にせず、近所でいっぱい遊ぼう」と思いつきました。子供のころは日焼けも関係なく、汗だくで遊んでいましたよね。今のところ自転車で昭和記念公園へ行き、お弁当を持って多摩川へ行きました。遊びがだんだん子供時代に戻ってきた今日この頃です。(S)

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