小金井市の取り組み-SSWニュース
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H23.12.08

小金井市 SSW ニュース 10号
子供が育つ・きずなを結ぶ

小金井市SSW協議会

 平成12年度から児童虐待防止法が施行されました。平成16年度から11月を、「児童虐待防止推進月間」と定め、厚生労働省が主催となって、家庭や学校、地域など社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解の推進を図る為、広報・啓発活動など様々な取り組みが全国各地で行われました。 (東京の例:オレンジリボン運動を中心とする、子ども虐待防止のための広報・啓発活動等)

 教育の現場に携わる私たちも、子供の虐待についての知識を共有し、子育てに悩む親を支え、子供たちへの支援を行うためにできることを改めて考えてみるきっかけにしてはいかがでしょうか。

 前回のSSWニュースでは、全国の児童相談所が対応した児童虐待件数を掲載しました。今回は、その内訳、相談経路に焦点を当てて考えてみます。

 平成21年度は、児童相談所に寄せられた虐待相談の全体相談数は、4万4211件、相談経路は、近隣知人、警察等、家族及び福祉事務所からの割合が増加しています。 学校からの相談件数に着目してみると5千243件、全体の実に12%を占め、割合としては近年でみると減っていますが、件数としては平成15年度との比較で3千918件から、1300件以上も増加しています。

 このことからも学校からの相談は依然として大きな割合を占めていることが分かります。また、東京都では、子ども家庭支援センターからの相談の割合が15%強を占めています。(厚生労働省均等雇用・児童家庭局より)

 教育、福祉の現場においては、職務上、児童虐待を発見しやすい立場にあり、児童生徒の日常生活面について充分な観察、注意を払うとともに、継続的に関係機関と緊密に連絡を取り合い、地域全体で児童虐待の防止に必要な対応を図ることが求められています。

 引き続き、児童・生徒、家庭について、支援が必要なケースがありましたら、各校担当のスクールソーシャルワーカーや指導室までお気軽にご相談ください。


IBAアプローチを使った問題解決までのステップ⑥「支援方法の選定と支援計画の策定」

ステップ⑤では、仮説を踏まえ問題行動が目標とする行動へ変化するためにどのような手立てを使えばいいかを検討しました。今回はたくさん出されたアイデアからどれを選択し、だれが・いつ・どの程度実行するのか、またその結果のふり返りをいつ行うか計画していきます。会議では、下記のような手立てが立てられました。

問題①「担任の先生が注意すると、ヒロシは物をつかみ、先生に向けて投げる」手立て

誰が 誰に・何に どうする いつ 評価方法
担任 ヒロシ 注意する前に理由を聞く・皆の前で注意する 毎回 1ヶ月後、注意する回数が1日1回になる
担任 ヒロシ 注意後じっくり話を聞く 毎回 1ヶ月後、毎回謝るようになる
担任 ヒロシ・友人 話が聞けた時に誉める 毎回 2ヶ月後、授業中の集中時間が最低30分になっている
担任・SSW ヒロシの保護者 家庭での様子を聞く 来週中 ヒロシと両親の関係性が推測できるようなエピソードが得られる

問題②「ヒロシとその友人は、先生に「謝れ」「土下座しろ」「死ね」と罵る手立て

誰が 誰に・何に どうする いつ 評価方法
担任・副校長 ヒロシ・友人 放課後、問題行動を話し合う 今週中 子供に個人目標を立てさせ、1ヶ月後達成できたかふり返る
担任 クラス 20分休みドッヂボールをする 月/水/金 1ヶ月後の球技大会で団結して臨むことができる
担任 クラス ちくちく言葉とふわふわ言葉を学ぶ 3w後の道徳 感想文で学びの程度を知る・1ヶ月後子供たちで互いに注意する
担任 クラス いじめに関する授業で家庭内でのいじめも含める 4w後の道徳 感想文で学びの程度を知る・大人に自分の経験をうちあける
養護・教諭 ヒロシ 家庭状況をきく度記録する 毎回 ヒロシと両親の関係性が推測できるようなエピソードが得られる

これらの効果を振り返るために2ヶ月後に再び集まることを確認して会議終了となりました。次回はこれまでのまとめとポイントです。

スクールソーシャルワーカー 自己紹介

はじめまして。指導室付のSSWの小野です。以前は、高齢者関係の通所デイサービスセンターや施設などで働いていました。児童関係の仕事に就いたのは、前職の子ども家庭支援センターが初めてでしたので、まだまだ学ぶことの多い毎日を送っています。虐待対応では、学校など関係機関との連携の大切さを痛切に感じた次第です。現在は、巡回相談などで教育支援のあり方や発達障害への理解など、いろいろ学ばせていただいている毎日です。至らないことも多いと存じますが、今後とも何卒宜しくお願い致します。

問い合わせ先 教育委員会学校教育部指導室(小野) 042-387-987

 

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