公開研究会・フォーラムについて―プロジェクトメンバーより
公開フォーラムについて < 活動実績 < TOP

第1回公開研究会「子どもを中心とした総合的な支援を目指して」

2010.9.25 加瀬 進

 文科省初中教局児童生徒課生徒指導室長・郷治知道先生の基調講演や立命館大学応用人間科学研究科教授・野田正人先生の問題提起を聴きながら、あらためて学校と地域社会における「協働の文化」をいかに創り上げていくかが、スクールソーシャルワークが学校と地域にうまく導入され、スクールソーシャルワーカーが学校と地域に各自な地歩を得る~即ち「子どもを中心とした総合的な支援」を実現するキーポイントであることを痛感していた。

  子どもの問題には環境要因が複雑に絡んでおり、学校だけでの対応では問題解決が困難なケースが出てきている・・・学校の先生たちも気づいており、表だって報告されないが全力で対応されている事例も決して少なくない。これはベテランの教員からのヒアリングで実感を得ていることでもある。そしてスクールソーシャルワーカーなる専門職がおり、有効に働いてくれるなら是非、協力して欲しいとも思うに違いない。だが、現実は3万を越える公立小中学校に対して予算上のスクールソーシャルワーカー配置人数は1千名余りに過ぎないのである。学校側から見ると「未知の存在」とも言えよう。

 現在のスクールソーシャルワーカーはその意味で「先達」であり、我々のプロジェクトもその末席に加えさせて頂いたことになる。圧倒的なアンバランスの中で、「うん、違うね。いてくれるとやっぱり助かるよ。少し役割分担も出来るようになってきたね・・。」そんな会話が自然になされるような実践の積み上げと共有が、「協働の文化」育成にとってまずは重要な一歩になるのだろう。丁寧な集積と共有を心がけたい。

 

 

ページの先頭へ