イベントレポート
ベトナムレポート < 活動実績 < TOP
ベトナム研修レポート 2011

 本プロジェクトでは、社会福祉がわかる教員・教育がわかるソーシャルワーカーの育成を目指し、 広く<子どもの問題>について関心のある学生らで、さまざまな取り組みをしていこうと計画中です。

  第一回めは11月18日から22日にかけて、熊本のベトナム育英会さんのお手伝いとしてベトナムの枯れ葉剤被害を受けた子どもたちへオーダーメイドの車いすをプレゼントしに行きます。その時のレポートを公開いたします。


ベトナムレポート
はじめに
参加者リスト
事前研修
旅行日程
メモ
学生レポート
清水友貴
播磨祥帆
松尾不二子
小池真理
山城実央
永田沙夕
町田咲
小泉悠
佐久間夏未
以前のレポート
[2010.10.23-24]
日本のスクールソーシャルワークは今
[2010.09.25]
子どもを中心とした総合的な支援を目指して
チラシ(PDF)

1年  清水友貴

ベトナムツアーでの出会い

(教員1名・現役スクールソーシャルワーカー1名・大学院生1名・学生8名)
普段はそれぞれ専攻の異なる専門分野で学んでいますが、このツアーに参加して各々が持つものの見方や経験を分かち合うことで団結力が高まり、「子どもの問題プロジェクト」に関わる1人としての自覚と主体性が身につきました。

佐賀県のベトナム育英会のみなさん

1994年にベトナム・ホーチミン市近郊のスラム街に住む貧困家庭に暮らす人々へバスツアーをプレゼントしたことから始まり、今回の第29回目の支援に本学のプロジェクトも同行させていただきました。その他、特別支援学校に通う生徒への奨学金の援助や、HIVウィルスに感染している子どもたちを対象に支援を続けてみえます。ツアーの目的も、子どもたちに一時でも楽しい時間を過ごしてもらおう!という願いから出発しています。この会はベトナム料理店を営みながら得られる収入と、寄付金によって運営されています。長年この事業への寄付を続けておられる有志は今や世代交代の時期を迎えており、今回は「父親の志をこの目で見てみたい!」と父親の代わりに大学生の娘さんが参加していらっしゃるご家庭もありました。

熊本県の愛隣館のみなさん

1999年から日本で譲り受けた車いすを整備・調整してベトナムの子どもたちに届ける事業を展開してみえます。車いすはどの子に渡るか?あらかじめ日本で得られる情報は、ベトナムから送られてくる写真とプロフィールのみ。世界に一つしかない特別な車いすにかける熱い思いと制作時間はお金には変えられません。普段は身体障がい者施設で働いてみえる方々ですから、日本国内とベトナムの身体障がい者が抱える問題の違いについて詳しい愛隣館の方々から学ぶことがありました。

ベトナムで日本語を学ぶベトナム人学生

モッ・ハイ・バーヨォー!
(1・2・3はい!)
宿泊ホテルにてwithベトナム人学生

ベトナムの女子大学生たちがツアーガイドと通訳をしてくれました。日本語も英語も堪能で勤勉な印象が強く、積極的に日本人学生と交流していました。日本人にとってベトナム語は発音が難しく、あいさつ「こんにちは」「ありがとう」を何度も教えてもらいました。彼女たちの夢の一つに「日本へ行く事」があるといいます。いつか彼女たちが日本に来た時、私たちは日本の歴史や伝統文化・日本の良さについて説明できるでしょうか?自分たちの暮らす日本について、まだまだ知らないこともあるのだと気付くきっかけを与えてくれました。ベトナムについても日本についても、さらなる探求課題が見つかりました。

ベトナム人ソーシャルワーカー(Tさん)

1960年代後半のベトナム戦争時に枯れ葉剤の被害を受けたタイニン省の現状について事前に調べて下さいました。元児童保護委員の経験を生かして、自らの生活もままならない中、ストリートチルドレンの撲滅に働きかけていらっしゃいます。タイニン省の貧困地域と日本のベトナム育英会の架け橋を担っているのがTさんと呼んでも過言ではないでしょう。また彼女は毎回のツアーで手料理(もち米のチマキや野菜いため)を差し入れしてくれましたが、とても優しい味でした。「母の味」とはこのことだと教えてくれました。 

ベトナムに暮らす日本人(Kさん)

現地に暮らす関西出身のKさんはこの4泊5日の通訳を担ってくださいました。
安全に安心して無事ツアーが終えられたのはKさんのおかげです。

ホーチミン市で働く日本人青年海外協力隊員(Mさん)

隊員として5ヶ月目というMさん。二日目のタイニン省訪問の移動中のバスの中では、JICAの組織として国際的支援をすることの苦労や、困難を乗り越えた先に感じられるやりがいなどについてお話を伺えました。三日目はMさんが作業療法士として働く障害児整形外科リハビリセンターを見学させていただきました。本学の学部・院生にとっては、今後の進路を決定する上で参考になる選択肢を人生の先輩として示していただけたと思います。「今しかできない事だから。」と青年期の自分と真剣に向き合い、責任感を磨き一歩踏み出すことの大切さを教えて下さいました。またMさんが作業療法士の資格を十分に生かして働く姿から、我々の目指す社会福祉士という専門職の地位確立に向けて、資格取得と実践の場がさらに結びつくためにも、本プジェクトの重要性を再認識する機会にもなりました。

※最後になりますが、このツアーに参加し素晴らしい出会いを与えてくれたすべての方へ感謝いたします。そして、今後の皆さんのご活躍とご健闘をお祈り申し上げます。

ページの先頭へ