3. 道徳性をはぐくむ体験学習プログラム開発

 子どもたちの豊かな心を育てるためには、様々な実体験が必要であると考えられています。しかし、社会的な変化の影響により、現代の日本の子どもは、どうしても社会体験や自然体験が不足がちになると言われています。そうした体験不足を補うために、学校において体験活動を通した学習の試みが広がっています。 学校における代表的な体験活動には、「集団宿泊活動」「自然体験活動」「ボランティア活動」「職場体験活動」などがあります。このような体験活動を通じた学習をここでは「体験学習」と呼ぶことにします。

 また、育てたい豊かな心としては、文部科学省が「豊かな人間性」という内容で示している以下のようなことが含まれます。

美しいものや自然に感動する心などの柔らかな感性 正義感や公正さを重んじる心 生命を大切にし、人権を尊重する心などの基本的な倫理観 他人を思いやる心や社会的貢献の精神 自立心、自己抑制力、責任感 他者との共生や異なるものへの寛容

 私たちは、効果的な体験学習は、このような豊かな心の成長に大きく貢献するという仮説をもっています。第3プロジェクトでは、どのような体験学習が豊かな心を育てるのかについて研究を行い、その成果を基に豊かな心を育てる効果的な体験学習の内容や方法について提言していきたいと考えています。

Copyright Tokyo Gakugei University All Rights Reserved