実施内容

アンケート集計結果

参加者の感想


 第一日目(2003.12.20)

9:10 東京学芸大学(生物学第一実験室)集合。東京都内の参加者が主ですが、遠く、埼玉県鳩ヶ谷市や神奈川県横浜市からの参加者もいました。

9:45 貸し切りバスで出発です。今日は天気も良く、野外実習日和です。車中で高橋先生から今日の実習の基礎となる話が模造紙に描いた大きな図とともに、楽しく語られました。その後、参加者の自己紹介をしているうちに、最初の目的地、あきる野市五日市の秋川の河原に到着です。

11:45 ここは1000万年前は浅瀬の海だったところです。そのため、ここの地層からは植物の葉の化石や貝の化石が見つかります。また、このような化石が見つかることから、1000万年前の環境を知ることができるのです。

参加者はハンマーを手に、一生懸命石を割りますが、なかなか化石は見つかりません。でも、見つかったときの感激はひとしおです。下の写真にあるメタセコイヤのきれいな葉の化石を見つけた人もいました。

12:45 河原でお弁当を食べた後、再びバスに乗り、さらに西の方へと向かいます。目指すは養沢という山の中の場所です。

13:15 バスを降りて10分ほど山道を登ると、約1億年前の地層が露出している場所に到着です。一億年前というと恐竜がいた頃の時代ですが、当時ここは深い海の底でした。地層から石を採ってハンマーでたたいてみます。先ほどの秋川の河原の石と比べ、とても硬く、火花が散ることもありました。これはチャートといって、放散虫の殻が堆積し、それが岩石となったものなのです。

14:15 再びバスに乗り、今度は東の方向へ戻り、多摩川へと向かいます。最初の目的地である福生にある永田橋へ着くまで、ビデオでもって珪藻の簡単な紹介と採集方法について学習しました。橋の上から多摩川を見ると、なにやら「おり」のようなものが見えます。この正体の謎解きは3日目におこないました。

15:00 永田橋から再びバスに乗り5分ほどで、本日の珪藻の採集場所である、多摩川の多摩橋に到着しました。川の中から石を拾い、その表面を歯ブラシでこすり、採れた茶色い液をサンプル管にスポイトで移します。ここに珪藻がたくさん入っているのです!

15:30 バスに乗り学芸大へ戻ります。車中では真山先生のお話と、珪藻クイズが行われ、大学までの間楽しいひと時をすごしました。

17:00 生物学第七実験室で今日のまとめを行い、解散しました。


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