珪藻の殻を1枚のガラス上に50個並べたアートプレパラートの顕微鏡写真

 

公開シンポジウム

その魅力、課題、そして可能性



小学生からシルバー世代まで、さまざまな人を対象とした、多様な珪藻の教育・啓蒙活動が、学校、博物館、企業などで行われています。このシンポジウムでは13人の登壇者が、その実践例を紹介します。

参加者全員参加型のディスカッションを通して、研究・教育・産業界をつなぐ、明日へ向けた知のネットワーク作りに、是非ご参加下さい。

5月8日(土) 13:50〜17:20
東京学芸大学 北講義棟4階 N404教室
参加費: 無料

企画: 日本珪藻学会第31回大会
共催: 日本珪藻学会 ・ 東京学芸大学
協賛: 昭和化学工業(株) ・ フジワラ化学(株)
       
 日本電子(株) ・ 日本ケイソウ土建材(株)
     
  (有)加賀谷ブリック ・ スズキ産業資材

プログラム

13:50
 はじめに 座長挨拶
13:55
 わが国の小・中学校理科における珪藻の扱われ方: 片山舒康 (生物教育研究所)
14:10
 珪藻マスター“珪藻,ゲットだぜ!”: 
中井大介・北村美香・大塚泰介 (滋賀県立琵琶湖博物館)
14:20
 一般の大人を含めて子供と共にプランクトン観察: 小田部家邦 (多摩六都科学館 観察教室講師)
14:30
 70歳からの珪藻研究: 有田重彦・大塚泰介 (たんさいぼうの会 琵琶湖博物館はしかけ)
14:40
 【討論1】
14:55
 生徒が調べたデータを用いた中学校理科おける環境学習の一事例: 金井塚恭裕 (新宿区立牛込第一中学校)
15:05
 身近な河川の珪藻観察による環境教育: 平岩真一 (埼玉県立大宮高等学校)
15:15
 大分舞鶴高校生物部とケイソウについて: 細井利男 (大分県立大分舞鶴高等学校) 
15:25
 【討論2】
15:35
 【休憩】
15:50
 人と自然を考える授業におけるSimRiverの活用: 黒田淳子 (東京都立両国高等学校附属中学校)
16:00
 珪藻を用いた国際ウェブ教材システムの開発: 真山茂樹 (東京学芸大学生物学教室)
16:10
 珪藻をモチーフとした金属工芸における教育実践について: 古瀬政弘 (東京学芸大学美術分野)
16:20
 【討論3】
16:35
 博物館でサイエンスを伝える−珪藻と珪藻化石を題材に: 齋藤めぐみ (国立科学博物館地学研究部)
16:45
 珪藻土メーカーの啓蒙活動: 神笠 諭 (昭和化学工業(株)技術開発推進室)
16:55
 米国における珪藻教育- Iowa Lakeside Laboratoryでの夏期講習: 辻 彰洋 (国立科学博物館植物研究部)
17:05
 【討論4】
17:20
 【終了】

18:30〜
 【懇親会】 (日本珪藻学会31回大会と合同:別途参加費3,500円)


公開シンポジウムは5月8日、9日の両日東京学芸大学で開催される、日本珪藻学会第31回大会の期間中に開催されます。大会期間中には展示室にて、珪藻に関わる教育・啓蒙実践活動の資料のほか、珪藻を使った商品展示、めずらしい古い顕微鏡(浜野顕微鏡コレクション)が展示されるほか、小型電子顕微鏡の実演も行われます。シンポジウム参加者はこれらの展示を無料で見ることができます。