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実践力を養う、ケースメソッド教育






学校ケースメソッド教育研究会のウェブサイトへようこそ。

 ケースメソッド教育とは、学習者が判断や対処を求められる模擬ケースを教材とし、討論しながら意思決定や問題解決の実践力を磨くことを目的として開発された討論形式の授業(研修・講習)です。この方法は、ハーバ―ド大学の法科大学院で行われていた判例研究の授業方法を、同大学の経営大学院で経営教育に応用することで開発されました。

【学校ケースメソッド教育研究会の目的】

 本研究会は、学校ケースメソッド教育を通じ、学校教育における多様な課題に対応できる教員の実践力を養うことを目的とするとともに、学校ケースメソッド教育の普及と発展を目指しています。


【学校ケースメソッド教育研究会とは】
 近年、いじめ、不登校、虐待、発達障害、生活習慣の乱れ、性の問題行動、薬物乱用、感染症など、子どもの心身の健康課題は複雑で多岐にわたっています。しかしながら、養護教諭をはじめとした教員は、従来の経験知のみではこれらの課題に対応できないことも多く、課題解決にあたっては試行錯誤することもしばしばです。さらに、この健康課題の出現に伴い、養護教諭や教諭の果たす役割や、求められる専門能力にも変化が生じています。よって、課題解決のための教員の実践力を養成する研修方法は急務の課題です。

 そこで私たち研究会メンバーは、多様な課題に対応できる教員の実践力を養うための教育方法のひとつであるケースメソッド教育に着目し、教員のためのケースメソッド教育を「学校ケースメソッド教育」として開発、実践、評価を重ねてきました。
本研究会は2006年4月1日に発足しましたが、この度、私たちの行ってきた学校ケースメソッド教育を広く社会に発信すべく、学校ケースメソッド教育研究会のHPを立ち上げました。

 ケースメソッド教育は1930年代に米国のハーバード・ビジネス・スクール(以下、HBS)で始まりました。HBSでは、ケースメソッド教育の学びの主体である討論参加者が重視すべき「徳」として、「勇気」「礼節」「寛容」を揚げています。

 私たち研究会もこの三つの徳を念頭におきながら、学校ケースメソッド教育を普及、発展させて参りたいと思います。

                                      (竹鼻ゆかり)

news研究会情報

2013年 8月31日
ウェブサイト開設
2006年 4月 1日
研究会設立