モンゴルプロジェクトフェーズ2/Action in Mongolia

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about Mongolia Project

モンゴル国子どもの発達を支援する指導法改善プロジェクト(フェーズ2)
業務報告(松浦執 2013年1月25日~2月4日)

1.日程

・1月25日(金)
成田(大韓航空)-仁川—ウランバートル(UB)着。
ウランバートルホテルにてオユンツェツェグ先生およびプロジェクトメンバーとミーティング。オユンツェツェグ先生よりモンゴルの初中等理科教育の制度の変遷および現状についてレクチャーを受ける。

1月26日(土)
ウランバートルホテルにて、通訳のドルマーさん、プロジェクトの石井氏、鈴木氏らと勉強会について検討。その後、市内の文房具店などを回り実験用の消耗品などを購入。

・1月27日(日)
研究室メンバーなどと連絡を取りながら、勉強会の準備

・1月28日(月)
午前中、モンゴル国立大にて勉強会1日目(理科の教材研究勉強会スケジュール参照)。
午後、教員研修センターJICA事務室にて、①アンケートのモンゴル語回答の翻訳および集計作業。
②翌日以降の勉強会準備。

1月29日(火)
午前中、モンゴル国立大にて勉強会2日目(理科の教材研究勉強会スケジュール参照)。
午後、教員研修センターJICA事務室にて、①アンケートのモンゴル語回答の翻訳および集計作業。
②14時から、第18番学校にて日本語教科(Dalhaa先生ら)およびIT教科教員(エンフツェツェグ先生)と会見。Skypeを用いた、学芸大松浦研究室との遠隔授業について打ち合わせ、および機器設定などのチェック。③その後、無指向性マイクをウランバートル市内で購入。
④翌日の勉強会の準備。

1月30日(水)
午前、モンゴル国立大にて勉強会3日目(理科の教材研究勉強会スケジュール参照)。
午後、①教員研修センターJICA事務室にて、iPadで撮影した実験ビデオの公開方法について検討。YouTubeの教材研究アカウントにビデオを公開する。このビデオの埋め込みコードを、教材研究webサイトに埋め込む。教材研究webサイトではユーザー登録が可能であるが、教材コンテンツのアップロードや配置を行うためのユーザー権限の設定はまだない。教材コンテンツのみ投稿、配置する権限の設定が必要である。今回は、教材研究アカウントでYouTubeにビデオ公開するにとどめ、そのビデオの教材研究webへのアップロードはwebサイト管理者に依頼することにした。
②IT教科研修モジュールの改訂版について確認。指向性マイクを贈呈。
③第18番学校エンフツェツェグ先生に、日本語科教員に利用していただくための広角webカメラおよび無指向性マイクを贈呈。④他、翌日の勉強会の準備。

1月31(木)
午前中、モンゴル国立大にて勉強会4日目(理科の教材研究勉強会スケジュール参照)。
午後、①14時よりモンゴル教育大にて、ムンフトーヤ先生および新学部長と会見。IT教育研修モジュールの更新版について検討。さらに、松浦研究室と教育大ITチームとのシミュレーション教材研究の連携について検討。
②Skypeに関するアンケート回答の和訳、整理。
③翌日の勉強会の準備。

2月1日(金)
午前、モンゴル国立大にて勉強会5日目(理科の教材研究勉強会スケジュール参照)。次回教材研究会は2013年3月13日水曜、場所は国立大学物理学科にて、国立大学物理学科ドゥルグン先生を幹事として実施することを決定。松浦研究室はこれにSkype参加することになった。
午後、①14時半よりモンゴル教育大にて、ムンフトーヤ先生、ゾルザヤ先生らと面会後、教員および学部4年生を対象とした、オープンエデュケーションおよびオープンソース・シミュレーションの紹介、シミュレーション活用教育について、レクチャーを行う。

2月2日(土)
ウランバートルにて、実験ビデオ記録の公開。報告書作成。

2月3日(日)
午後、ウランバートル発—仁川着。仁川トランジットホテル泊。

2月4日(月)
仁川発—成田着。帰国。

今回の成果

1. 楽しく、かつ簡易な実験を常時行うことが多くの理科教員に定着したものと思われる。
2. インターネット上の教材資料の収集の仕方、Skypeなどを用いた遠隔連携の仕方を知ることができた。
3. 理科実験は、理科の知識の定着のみならず、生徒の様々な才能の発露の場でもあることを認識した。
4. インターネットを通じて、多くの教員が開発した教材を共有する方法を確認した。
5. 教員研修センターを中心とした理科教材研究会をスタートアップした。
6. 18番学校、教育大学との連携について確認した。