■ 連続講演会報告



第4回 2008.1.23 [WED] 17.00-18.30
私学での教員養成
近年の取り組みと課題
講師:別府 昭郎 氏(私立大学教職課程連絡協議会事務局長・明治大学文学部教授)

別府市の問題提起は、教大協シンポにシンポジストとして参加しての感想に示されていると思いますので、それを中心に記載します。

1. (国立教員養成境系大学・学部では)私立大学での教員養成という仕事を、開放制のもとで「共に苦労しているという共感」をあまり持っていないのではないか。

2. 法学部や商学部、理学部等の教員に、教員養成、教職課程の中身が伝わるような議論をしていく必要があるのではないか。学内でも、教育学を専攻していない人にわかるような議論が必要であり、「スコラ哲学的な議論」を極力避ける努力が必要ではないか。そうでないと、「仲間内での内輪の議論になってしまう」のではないか。

3. 「教員養成を広い視野で考えていく姿勢がうすい」のではないか。教員養成についての「誇りは必要ですが、相対化することも客観的認識として必要ではないでしょうか。」

4. にもかかわらず、教大協や国立大学法人、全私教協とがジョイントする企画は続けていき、いいところは、お互いに学びあっていくと言うことが重要ではないか。

© 東京学芸大学 新教員養成システム推進委員