著書紹介


ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある 
                                                河出書房 1500円



荒れた気持ちの小学生がふえているというデータが新聞に掲載されるなど、幼い子どもたちの
感情の育ちは大変心配な状況にあります。
まじめで明るくて何の問題もないと思われていた子どもが、突然、大きな事件を起こしたり、
自殺を試みたりするということを予防していくために、いま子育て中の親ごさんに、
どうしてもよんでいただきたくて、書きました。

子育てに悩んでいる親ごさんに、あるいは、まったく悩んでいなかった親ごさんにも、
そして親との関係のむずかしさに悩んでいる小学校の先生に、お読みいただければと思います。

第4章からお読みいただくと、この本の意図するところはおわかりいただけると思います。
第1章、第2章は、3歳のお子さんのパパとママとの対話を通して、感情を育てるということを
できるだけわかりやすく、お伝えしてみたつもりです。
第3章は、小学校の先生との対話の形を通して、小学校でみられる心配なお子さんへの対応の仕方を
お伝えするとともに、親の気持ちと先生の気持ちのすれちがいについてもふれてみました。


はじめに

第一章 感情はどのようにして育つのか?
1.「よい子」に育てたいという願いの中で
2.感情を育てるということ
3.怒りや悲しみや不安をコントロールできる人に育てるために
4.世代を超えた子育ての苦しみの連鎖

第二章 子どもの「心の問題」はどのようにして生まれるのか?
1.脳のはたらきと心
2.「弱さ・脆さ」と「強さ・たくましさ」
3.外傷体験と自然治癒力
4.親子の悪循環と回復力

第三章 学校でみられる子どもたちの危機の姿
1.幼い子どもたちをどう支援するのか?
2.子どもたちの荒れすさんだ感情をどう支援するのか?
3.できないこと、失敗することへの不安の強さ
4.いじめまわしの人間関係

第四章 いまから親にできること
1.たろうくんの場合―まさかうちの子が金魚を殺したりするはずないんです―
2.さえこさんの場合―天使のようなわが子がいじめのボスであるはずがないんです―
3.よしおくんの場合―うちの子は身体の病気です。心の病気であるはずがないんです―
4.たかこさんの場合―リストカットしていても学校にいってくれさえすればいいんですー

第五章 大人の義務と責任
1.「ちゃんと泣ける子」という「よい子」を求めてしまわないために
2.「無痛文明」と私たちの子育て
3.「受容」の誤解

あとがき

大河原美以



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