生物学科


★研究内容★
・円石藻
・鐘乳体
  ・マンガン酸化菌
    ・絶滅危惧種の保全

★具体的な内容★

「円石藻の炭酸カルシウム形成(石灰化)機構」
海産の植物プランクトンの一種である円石藻は、細胞表面に炭酸カルシウムの層(円石またはコッコリスと呼ぶ)を形成する。このコッコリスとカーボニックアンヒドラーゼ(炭酸脱水酵素)の結合を分子生物学レベルで証明する。


「円石藻の炭酸カルシウム形成(石灰化)機構」
コッコリス形成と光合成の共役の有無の証明


「高等植物の鐘乳体形成機構」
ある種の植物体には、炭酸カルシウムからなる”鐘乳体”と呼ばれる特殊な構造がある。この硝酸還元との関連などの生理学的意義を解明する。


「バクテリアのおけるマンガン沈着機構」
マンガン酸化菌は細胞表面に二酸化マンガンを沈着する。このATP生成の関係などの生理学的意義を解明する。


「絶滅危惧植物タコノアシの生態調査・生殖戦略の解明」
多摩川などに生息するタコノアシの他の植物との競合関係・花の構造や昆虫との関係・種子発芽の特性などを解明する。また、個体間の遺伝子型分析(DNA)・学芸大への移植などを行う。