*香川県の鍛谷慎也先生から,本州四国連絡高速道路株式会社のフォトギャラリーにつり橋の正面付近からの写真があることを教えていただき,次の2つの橋に放物線と懸垂線と円を重ねてみました。これらは,橋げたの重量がロープの重量に比べて大きいので,放物線に近い形になるはずですが,実際重ねてみると,放物線がもっともよく重ねられるような気がするのですが,3曲線ともこの範囲では差がないといえそうです。

 それから,このような広い範囲を写した場合の写真の端(橋ではありません..)の方の画像は,実際の形どおりに写真に写っているのだろうかと考えてしまいます。橋の中央と端の方では,写しているところまでの距離の違いもあり,この影響がどのように入り込んでいるのかが分かりません。もともと3次元の遠近のある建造物の画像に,2次元の平面で描いた曲線を重ねているわけですから,どの位正当性があるのかよく分からないとは思っています。

 

1.下津井瀬戸大橋 (写真提供:本州四国連絡高速道路株式会社)

写真は,次のURLからダウンロードしました。写真は本HP上で理科数学教育の目的でのみ使用させていただいています。下記のHPの写真を使用される場合,営利目的で使用しないこと,写真に大幅な加工をしないこと,提供名を記載することをお守りください。http://www.jp-honshi.co.jp/gallery/d-0007.html

2.伯方大島大橋  (写真提供:本州四国連絡高速道路株式会社)

写真は,次のURLからダウンロードいたしました。写真は本HP上で理科数学教育の目的でのみ使用させていただいています。下記のHPの写真を使用される場合,営利目的で使用しないこと,写真に大幅な加工をしないこと,提供名を記載することをお守りください。 http://www.jp-honshi.co.jp/gallery/photo-e.html

 

3.八王子公園のつり橋 (写真提供:Cosさん)

* 次の写真の提供はCosさん(ニックネーム)です。夏の公園内のつり橋を正面から写してくださいました。ありがとうございました。

このつり橋は,人が歩いて渡る橋のようなので,橋げたの重量がロープの重量に比べて小さいとすると,ロープの形は懸垂線に近いはずです。

懸垂線によく重なると言いたいのですが,3つの曲線の差があまりないといえそうです。