大竹の主な研究の紹介


【家庭科の教材開発と授業評価】
 自主ゼミの中で、生活設計に焦点を当てた教材開発をしました。
 これを含めて、修論や卒論の指導では、教材開発と授業分析を行っています。
 これまで、以下のような研究を発表しました。
   
○「生徒にとって身近な題材を用いた家族・家庭生活領域の授業構成」日本教材学会年報 ,11 pp 128-130
○「生産体験が食意識・食行動に及ぼす影響」日本家庭科教育学会誌 第46巻第2号
○「魚丸ごと一尾の調理実習の授業と生徒の認識の変化」日本教科教育学会誌第25巻第4号
○「生活技術の習得課程についてー知的障害養護学校生徒における学校での学習と過程での実践の関連を通してー」教材学研究 ,(15)
○「保育体験学習の取り組みの相違による児童の学習内容の違い」東京学芸大学紀要第6部門 技術、家政、環境教育 第55集
   

   
【家庭科教育を中心とした教育内容や方法のジェンダー視点での分析】
家庭科教育を中心とした教育内容や方法をジェンダー視点から追求しています。
   
 その一つとして、家庭科教育学会関東地区会の研究グループ
 「家庭科教育のジェンダー視点からの再構築」に代表して参加しました。
 この研究グループで発表した論文は以下です。
  
○「小学校家庭科教科書のジェンダー分析」『日本家庭科教育学会関東地区会誌』第2号
○「中学校『技術・家庭』教科書のジェンダーバイアスに関する分析」『日本家庭科教育学会誌』第44巻2号
○「高等学校家庭科教科書のジェンダーバイアスに関する分析(第1報)家庭経営領域について」『日本家庭科教育学会誌』第44巻2号(2001)
○「高等学校家庭科教科書のジェンダーバイアスに関する分析(第2報)被服、食物、住居領域について」『日本家庭科教育学会誌』第44巻2号(2001)
○「高等学校家庭科教科書のジェンダーバイアスに関する分析(第3報)保育領域について」『日本家庭科教育学会誌』第44巻3号(2001)
○「家庭科教科書のジェンダーバイアスの生徒、教師の認識」2002年日本家庭科教育学会関東地区会例会発表
  

また、東京学芸大学の教員の共同研究「ジェンダーと教員養成」に参加し、以下のような研究を発表しました。

○「国立教員養成系大学における教育・学習のジェンダー分析ー大学教員と学生の調査からー」平成14年度〜平成16年度文部科学省科学研究費補助金研究成果報告書
○「教員養成のヒデゥン・カリキュラム研究ー国立教員養成系大学教員調査のジェンダー視点からの分析を中心にー」日本教師教育学会年報13号


   
【多摩ニュータウン在住の生活時間調査】
 1975年より5年毎に、東京都在住の夫妻の生活時間調査を実施しており、1985年からは多摩ニュータウンをフィールドにしています。
 以下の研究をご参照下さい。

○伊藤セツ他著『生活時間』光生館(1984)
○伊藤セツ他編『生活時間と生活様式』光生館(1989)
○大竹美登利著『大都市雇用労働者夫妻の生活時間にみる男女平等』近代文芸社(1997)
○「多摩ニュータウン在住のサラリーマン夫妻の生活時間構造の変化」『多摩ニュータウン研究』NO.2(2000)
○「家事・介護負担から見た世帯単位の生活時間行動のジェンダー分析」研究所報 ,(32) pp 161-170
   

   
【ジェンダー統計】
 インドネシアの女性エンパワーメント省にジェンダー統計のシステムを構築するために、2000年と2002年に、JICAの短期専門家として、各1月ほど滞在しました。
 ジェンダー統計研究プロジェクト、日本統計学会ジェンダー統計部会などに所属し、研究活動を行っていいます。
 この関係で発表した研究は以下です。
  
○独立行政法人国立女性教育会館編『男女共同参画統計データブック2003日本の女性と男性』 ぎょうせい発行
○伊藤セツ編『ジェンダーの生活経済論 持続可能な消費のために』 ミネルヴァ書房