■カマツカ
 ■バラ科


花 (5月撮影)

●10数個の小さな白い花が集まって塊を作っています。カマツカの名は、この木で鎌の柄を作ったことに由来します。これは、材が強靱で粘り強いことによります。

カマツカにはちょっと恐ろしい別名「ウシコロシ」があります。でも本当に牛を殺すのか・・・。実はこの木で鼻輪を作り牛の動きを制御した、あるいは、鼻輪を通すためこの木を使って牛の鼻の障子に穴を開け、動きを殺したのが由来です。また、牛がカマツカのヤブに突っ込み、角が強靱な枝に絡まると、なかなか外れず動きが取れなくなるため、という説もあります。


前年の実 (5月撮影)

●5枚の花びらで構成される花は、バラ科の特徴の一つです。小さな白い花で、中心部が黄色〜淡黄緑色をしている花には、大学構内にはカマツカの他、コデマリ、ユキヤナギ、カナメモチがあります。どれも雄しべの数が多いのも特徴です。

●カマツカの葉は倒卵形といって、葉の中央より少し先端側で最も幅が広くなります。また、葉の先端がやや尾状に尖るのも特徴です。また、葉の縁のギザギザ(鋸歯といいます)が、他の種と比べ、とても細かいのも特徴です。

●秋に実る果実は赤色で、食べるとほんのり甘酸っぱい味がします。鳥も好んで食べますが、食べ残されて翌春まで枝に取り残されると、黒いドライフルーツ?!になります。


(5月撮影)

●同名のカマツカが淡水魚にもいます。この魚は体型が鎌の柄に似ていることからつけられたと言われています。川の底砂に住み、餌を食べることから、観賞魚を飼う人の中には、この魚を水槽の底砂掃除係として育てている人も多くいるようです。

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