学校図書館の日常   (トピックス・よみきかせ・ブックトーク・広報・展示・レファレンス)

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学校図書館トピックス

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2014/09/24

学校図書館における「合理的配慮」について

Tweet ThisSend to Facebook | by 中山(主担)

専修大学文学部教授 野口武悟

1.求められる「合理的配慮」の提供

 2014年1月、日本政府は「障害者の権利に関する条約」(障害者権利条約)に批准しました。また、この批准に先立つ20136月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)が制定され、20164月から施行されることになっています。この障害者差別解消法の施行によって、障害のある児童生徒に対する「合理的配慮」の提供が、国公立学校では義務、私立学校では努力義務となります。当然、学校内に設けられている学校図書館にも当てはまります。

20135月現在、義務教育段階の児童生徒だけでみても、3.11%の児童生徒が特別支援教育を受けています。3.11%の内訳は特別支援学校0.65%、小学校・中学校(特別支援学級や通級による指導)2.46%となっています。つまり、小学校・中学校で特別支援教育を受けている児童生徒の割合の方が特別支援学校よりも高い現状にあります。これに加えて、小学校・中学校の通常の学級には、発達障害(学習障害、注意欠陥多動性障害など)の可能性のある児童生徒が6.5%程度(40人学級に23人程度)在籍しているものと推計されています。こうした現状から明らかなように、すべての学校に何らかの障害のある児童生徒が在籍しているものと考えられています。「合理的配慮」の提供は、すべての学校が行わなければならない実践課題なのです。

 

2.「合理的配慮」の定義

 では、「合理的配慮」とは何でしょうか。障害者権利条約では、「障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう」としています(同条約第二条)。 

学校現場に即して捉えるならば、


06:53

よみきかせ

よみきかせ
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2019/03/10new

保護者によるおはなし会

Tweet ThisSend to Facebook | by 岡島(主担)
 当校では、学期に一回保護者によるおはなし会があります。紙芝居やブラックパネル・絵本とテーマや趣向を凝らして、子どもたちや職員を楽しませくれます。
3学期はどの学年も思いをこめた本を選び、子どもたちにエールを送っていました。
今回のプログラムは
6年生
『ロバのシルベスターとまほうの小石』  ウィリアム・スタイグ  評論社
 親子の絆を描いた絵本です。ロバのシルベスターはある雨の日に、赤いビー玉のような小石をみつけました。その石はまほうの小石で、家に帰る途中ライオンに出会い、慌てて「ぼくは岩になりたい」というと、ほんとうに岩になってしまいました。シルベスターは元に戻れなくなってしまいます。











『はじまりの日』  ボブ・ディラン 岩崎書店
5年生
『たったひとつの』  えざきみのる あすなろ書房
しあわせとは何か考える本です。
『まどさんからの手紙  こどもたちへ』  まどみちお 講談社
 まどみちおさんから、ふるさとの小学校のこどもたちへ送られた手紙です。1994年5月のことです。「私はもう84歳のとしよりです。どんなにがんばってもたいしたことはできません。でもみなさんは違います。みなさんが今全速力をあげれば、できないことはありません。毎日を無駄にしないで元気いっぱいやってください。苦しいこと辛いこともあるでしょうが、ひとつずつかたづけてのりこえていくとき、こんなにうれしい楽しいことはないのです。それをくりかえしているうちに、みなさんは自分のなりたい大人、大好きな大人になるのです。地球全体を救ってほしいのです。どんな小さいことでも全力をあげてやる習慣をつけるのが一番大切です。小学生はうまれてはじめての学校でたった1回きりのすばらしいときです。すっごい「とき」です。全力をあげてがんばって、全力をあげて楽しんでください。」

14:35
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ブックトーク

ブックトーク
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2019/03/13new

10歳

Tweet ThisSend to Facebook | by 吉岡(主担)
 10歳は学校によっては二分の一成人式をするところがあります。9歳から10歳になるとき、精神面、学習面の成長過程における壁、関門ともいわれています。心の発達過程で、反抗的になったり変化が感じられると思われます。
 すでに、10歳になった子どもがほとんどの3学期になってこの題材でブックトークを行ったことが、結果的に良かったと思いました。

 はじめに、富安陽子さんの話から始めました。富安陽子さんが10才の頃、学校の帰りにしょっちゅう空を見上げていたそうです。大好きだったメアリーポピンズが風の向きによって日本のこの自分が住んでいるところへ来るかもしれないと思ったからです。

『風にのってきたメアリー・ポピンズ』 P.L.トラヴァース 林容吉(訳) 岩波書店

ロンドンの桜町通りにあるバンクス家に東風に乗って、メアリーポピンズはやってきました。マイケルとジェーンと双子の赤ちゃんのお世話をするためです。
子ども達に様々な冒険に連れ出しました。






『10才のころ、ぼくは考えた』 月刊たくさんのふしぎ第399号
下西風澄 文、 浅井美紀 写真 福音館書店
哲学者下西風澄は子どもの時、石を集めていました。将来は地質学者になると思って。
石と遊んで、ながめて、味わっていました。石って生きていない。
命ってなんだろう。
08:44
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広報(お薦め本)

授業に役立つ本を紹介します!
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2019/03/12new

人の魅力って?

Tweet ThisSend to Facebook | by 渡辺(主担)
 ドイツの市場調査会社が世界22か国で「外見」に関するアンケート調査をしたところ、自分の外見に満足していない人がもっとも多かったのは日本だったそうです。いかに日本人が外見を気にするのかが見えてきます。

 この『顔ニモマケズ-どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語』(水野敬也 文響社 2017年)では、さまざまな病気や症状により、顔に何かしら症状を抱える人たちが紹介されています。子どもの頃からいじめられた人、自分の殻にひきこもってしまった青春時代、進学や就職をする際の壁など、人と違うことでどれほど深い悩みや葛藤をかかえながら人生をおくってきたのかが伝わってきます。

 しかしそれだけであれば、読者は”やはり人は外見が大事だな”、と思うでしょう。しかし現在は結婚をして家族と幸せに過ごす人もいれば、職場で欠かせない人材として力を発揮している人もいます。

 私たちは誰もが大なり小なりコンプレックスをもって過ごしています。でも、この本の9人の人たちの自分との向き合い方や気の持ち方、人との出会い方などを知ると、けして彼らが特別な人たちというわけではなく、自分と同様に悩みを抱える普通の人たちであると親近感がわいてきます。
 この本は中1の学年主任の先生が、ぜひ生徒に紹介したいということで入りました。中高生にとって、自分が今抱えている悩みや問題も、違う角度から見つめてみる機会となるかもしれません。
(東京学芸大学附属国際中等教育学校:渡邊有理子)
13:56 | 4類(自然科学)
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レファレンス

レファレンス
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2019/03/14new

テーマ設定からレファレンスへつなぐには?

Tweet ThisSend to Facebook | by 村上
 3学期は、昨年に引き続き、保健体育の授業で1年生が探究学習はじめの一歩として、「健康新聞」づくりに臨んだ。
  今年は、昨年の先生とは違う先生が担当をしているが、昨年の様子を先生から伺い、学校司書にも相談をし、ほぼ同じようなタイムスケジュールで行うことになった。テーマ設定に3時間、新聞を書くのに1時間、グループ内発表を2回するために2時間、振り返りに1時間の計7時間。3学期の保健体育の授業は、毎回図書館で行うことになった。
 新聞のテーマは、1、2学期に学んだこと=〈テーマ1〉と自分の関心のあること=〈テーマ2〉を結びつけて、できるだけ疑問形の形にするように言われる。テーマを見つける時にも、またテーマが決まってその答えを考えるにも、図書館の本は有効である。
 とはいうものの、中学1年生にとって、必要な本を短時間で見つけるのは難しい。そこで、あらかじめ使えそうな本は、分類順に別置した。いよいよテーマが決まって本を探してほしいのだが、実は資料を探す時間は授業内ではあまりとれない。
12:50
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テーマ展示

テーマ展示
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2019/03/11new

中学生と大学生を結ぶ懸け橋となる展示を

Tweet ThisSend to Facebook | by 井谷(主担)

東京学芸大学 学生 西本優香

 私たちは東京学芸大学教育支援課程の生涯学習コースに所属している学生であり、前田稔先生のもとで図書館学を学んでいます。この1年間、附属小金井中学校において毎週金曜日の昼休みの時間を使って学校図書館にて中学生と交流する活動を行いました。なかでも私たちのグループはテーマ展示を担当させていただきました。

 展示を行う際に1番大切にしてきた軸は「大学生ならではの展示を行う」ということです。この活動では、中学生と大学生という、同じ学生という身分でありながらも年齢の大きく異なる学生間の交流が出来ることから、大学生が自身の中学時代を懐古しつつ現役の中学生と向き合うこと・中学生が私たちの姿を見て未来の自分自身の大学生活を想像する入り口となることを念頭に置きました。そして季節ごとの大きな行事にとらわれずに大学生が身近な事柄を気軽に話すところからテーマを見つけ、どんどん膨らましていくようなイメージで展示の構想を練りました。

ここでは展示の一部について紹介させていただきます。


・「ストックホルムに行ってみた。」

 夏休み中にストックホルムを旅行した大学生が持ってきてくれた、複数の外国語表記のパンフレットを展示の中に取り入れました。これは「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説外国語編(文部科学省)」第2章における「『広告やパンフレット,予定表,手紙,電子メール,短い文章』といったものを教材に取り上げ,読み手である生徒が主体となり,どんな情報を得るために読むのかを意識するなど,目的に応じて必要な情報を読み取ることができるようにすることが考えられる。」を参考に行いました。複数の外国語を比べながら、知っている単語や、外国語同士なのに似ている単語などを見つけて私たちに話してくれる生徒の様子を見ることが出来ました。



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