・1つの単元を選んで実際にコーナーづくり
教科ごとに蔵書の中から選書。実際に教科に関連した本の有無を確認。
左から、【英語・イギリス】【数学・統計】【美術・現代アート】
今年度はメイン活動として、10年を振り返ってのアンケートに答えてもらいました。その結果、多かった意見は以下のとおりです。
①今までの活動の中で有意義だったこと(複数回答)
・廃棄本決定・購入希望 ・図書館の使いかた確認 ・附属校の連携や他の附属校の活用の様子
②利活用を考える日の実施でどんな利点があったか(複数回答)
・蔵書の確認 ・生徒に関連する本を紹介 ・コーナーを作ってもらえた
③このような教員研修は公立でも可能と思うか の質問には、ほぼ全員が「思う」と答えました。コメントとしては、
*時間的に忙しく大変だと思うが、研修で得られる学びは教員にとってもいいものと考えられるため
*図書館に来ることでどう利用するか考えやすくなる。短時間でも来てみることが大切
*1年に1回30分程度でいいから確認の意味も含めやれると良いと思う。
*インターネットだけでなく精度の高い調べ学習をきちんと行えるようになることは重要 など。
1人だけ「思わない」と答えた教諭は、理由として、
*常駐の司書がいなければ難しい とコメントしています。
④さらにどのような研修がふさわしいか
*教科連携した指導計画の作成
*電子書籍を学校教育で使うには
*著作権等の研修
*本学の図書館情報学などの先生による講義・ワークショップなど
*具体的な活用事例(他教科の)の共有ができるような研修
*図書館を使って授業をされる先生の授業を参観できれば、とても良いと思う
*生徒に【情報活用能力を指導する】という視点があれば、図書館活用だけでなくネットの利用も含めるのが必要。
*日常生活からどのように問いを立て自らそれを探究していけるか、自分で自分のちいさな研究をさせていくための探究型の授業のあり方について
*調べるときはネットで調べれば良いと思っている子どもたちが多い。自分の知らない世界との出会いをするには、図書館や書店で情報の海をさまよう必要があります。図書館、書店に出かける習慣をつけさせることが大事と思います。そのための教員の研修が必要。 等々
学校図書館ガイドライン(3)学校図書館の利活用にもある通り、各教科等を横断的に捉え、情報活用能力を学校全体として計画的かつ体系的に指導するために、教員のための図書館研修を毎年継続的に行っていくことが大変有効と考えています。来年度以降も、内容を精査し実施していく予定です。