読書・情報リテラシー

読書・情報リテラシー >> 記事詳細

2019/04/06

『それゆけ!論理さん』(筑摩書房)国語科と論理の学び

Tweet ThisSend to Facebook | by 村上

学校図書館の学び講座Vol.1 新しい学習指導要領の理解のための学習会  その2



前回に引き続き、「学校図書館の学び講座」第一回の報告を掲載します。この講座では、学校図書館の理解、運営や活用、実践のために、学んでみたいと思うテーマをその都度取り上げて、学習会「学校図書館の学び講座」を行なっていくことを予定しています。

第一回の午前の部では、2018年10月に発刊したばかりの『それゆけ!論理さん』(筑摩書房)の著者、仲島ひとみ先生をお招きしました。論理学の入門のお話と、あわせて高校国語科のカリキュラムについてお話ししていただきました。

 参照:高校生のための論理学入門漫画教材 2012/こちらにもとになった4コマ漫画の一部が掲載




学校図書館の学び講座 * Vol.1 参加報告記 午前の部 
        

 『それゆけ!論理さん』(筑摩書房)国語科と論理の学び
   日時:2019年2月24日 9:30~12:30
   会場:筑波大学附属小学校図書館

    講師:仲島ひとみ氏 (国際基督教大学高等学校 国語科教諭)


 仲島先生からは、1「自己紹介」、2「論理って何だろう+学習漫画『それゆけ!論理さん』の紹介」、3「新学習指導要領と論理」、4「これからの国語科と図書館と論理の学び」の流れでお話をいただきました。


1「自己紹介」

仲島先生は、大学院生時代は日本語学を専攻していたそうです。院生時代に非常勤で学校教員をしていた際に、教えることが好きだと自覚し、修士課程修了後教員になりました。初任校の同期にはaskomaさんがいらっしゃいました。昨夏発刊されたaskomaさん翻訳の『イン・ザ・ミドル』(三省堂)(*1)でも、一部仲島先生がイラストを描いています。初任校ののち、国際基督教大学高校(以下、ICU高校)に移り、日本初となる高校の「ライティングセンター」(*2)を立ち上げました。


  *1 ナンシー・アトウェル著/小坂敦子・澤田英輔・吉田新一郎 編訳
   
『イン・ザ・ミドル』(三省堂)2018年8月

  *2 ICU高校ライティングセンター


2「論理って何だろう+学習漫画『それゆけ!論理さん』の紹介」

1) 論理学とは

仲島先生のお話によると、「論理」とは「論」が言葉で、「理」が道を意味していることから、話の筋道のことであり、「他者と共有可能な対話の土台」であると。狭義には「前提結論」と展開しながら揺ぎ無い結論を導き出す流れ(「演繹」)です。しかし、広義には他の可能性もある「推測」を含み、国語が扱うのは、もっぱら広義の論理(おおむね「ムリの無い進め方」)になるそうです


06:05
当サイトの使い方
先生にインタビュー・授業と学校図書館
使いこなす情報のチカラ・読書・情報リテラシー
本の魅力を伝えるあれこれ・学校図書館の日常
使えるブックリスト紹介・テーマ別ブックリスト
ちょこっとアイデア玉手箱・司書のお役立ち情報
活かそう司書のまなび・司書研修の報告
GAKUMOPAC・東京学芸大学学校図書館の本をさがす
授業事例を大募集!!
Library of the Year ありがとうダブル受賞!
資料アラカルト
GAKUMOのひみつ
リンクフリー
会員専用掲示板
今月の学校図書館
ご意見・お問い合せ
このサイトについて
無料でお届けメールマガジン
ツイッターで紹介するフェイスブックで紹介する