音楽の教員からは以下の聞き取りを行いました。
「合唱作品は作曲家は注目を集めるが、作詞家に話題が及ぶことが少ない。名前は挙げられても、その生い立ちや詩作への経緯に触れられることがなかなかない。
今回は、星野富弘さんの詩に感動した作曲家がその詩に付曲しているという点を踏まえて
生徒の曲への理解が深まるブックトークを行ってほしい。
また、音楽は芸術科の一科目なので、芸術家としての創作活動に困難さを抱えてもなお、表現活動を続けた音楽以外の芸術家を紹介してほしい。」
活動の流れとしては、
第1次.「二番目に言いたいこと」(星野富弘作詞・なかにしあかね作曲)を独唱(斉唱)する
作曲者が記した発想記号や強弱記号から音楽的に強調している言葉をさがし、それを意識して歌う。
また、自分のこころに響く言葉やフレーズを意識して、オーバーに表現してみる。
この曲の歌詞は、「むらさきつゆくさ」(星野富弘作)である。
第2次.「むらさきつゆくさ」(星野富弘作詞・なかにしあかね作曲)をアカペラ混声4部で合唱する
独唱曲の旋律を借用している。混声4部版で伝えようとしていることは何か、
独唱曲として伝えたいことと重なるのかを考える。
歌詞→ハミング→ヴォカリーズ→歌詞、という曲の構成で伝えようとしていることは何かを考える。
第3次.星野富弘について知る「ブックトーク」
星野富弘、本人について知る。
芸術家としての創作活動に困難さを抱えてもなお、表現活動を続けた音楽以外の芸術家を知る。
第4次.星野富弘作詞・相澤直人作曲「むらさきつゆくさ」をアカペラ混声4部で合唱する
なかにしあかね以外にも、この詩に魅了され付曲していることを知り、演奏することで楽曲を比較する。
また、他にも多くの作曲家が星野富弘の詩に付曲していることを知る。